ショウナンラプンタは「重賞級」の好素材！ハイラップを大外から差し切った脚力◎【２歳馬チェック】

鞍上も「大物感ある」と絶賛！ ショウナンラプンタ

９/24 (日) 阪神５R ２歳新馬 芝2000m
ショウナンラプンタ　牡　馬体重：520kg
★★★★★★★　７点
騎手：鮫島克駿　　厩舎：(栗東)高野友和
生産：社台ファーム
馬主：国本哲秀 氏
父：キズナ
母：フリアアステカ（Zensational）

　レースは発馬で後手を踏んだが、押して流れに乗ると外目で折り合いに専念。ストライドが大きく器用さに欠けるため、コーナーでは鞍上が促しつつ進出する形となったが、直線でエンジンが掛かるとグングン伸びて２馬身半差の完勝。特にレースの上がり４Ｆ46秒４とハイラップを刻む中、大外から差し切った内容は極めて優秀。過去を振り返っても阪神芝2000ｍの２歳新馬戦にて「レースの上がり４Ｆ46秒４以内」を計時したレースは９戦のみ。その中でも本馬の勝ち時計２分01秒３は断トツで速かった。今開催は高速馬場といえど、数字的に評価できる走りであったことは間違いない。

キズナ産駒ショウナンラプンタが好内容でデビューＶ

・馬体診断
　馬体重は520キロ。馬格があり均整のとれた好馬体。まだトモに力強さが足りないせいか現状は前のめりな走りのため、馬体の成長と共にバランスバックし前躯が起き上がってくると、より理想的なフォームに近づく。今後の伸びしろは大きい。

・血統診断
　父はダービー馬キズナ。母フリアアステカはアルゼンチンのＧＩラプラタオークスの勝ち馬。ストームキャットの３×４のクロスを有しており、クラシック路線を意識できる配合。走法からも距離は延びても全く問題なさそう。

【将来性まとめ】→ 阪神芝内回り2000ｍでレースの上がり４Ｆ46秒４を刻む中、大外を回って差し切った脚力は非凡。まだフォームに良化余地を残す現状で、このパフォーマンスを引き出せるのだから、かなりのポテンシャルを秘めている。