混戦クイーンS 注目3歳ロッテンマイヤーには不利なデータが…
人気を集めるとみられていたオークス2着馬チェッキーノが回避。空模様と同様に雲行きが怪しくなってきたが、データ班の結論は?
逃げ馬と差し馬、どちらが有利?
春のGI戦線を戦ってきた馬が、始動戦に選ぶことも多い牝馬限定の重賞。まずは年齢別とステップ別の成績をみてみよう。
年齢別成績(過去10年)
3歳〔3.2.1.16〕 連対率22.7%
4歳〔3.2.3.27〕 連対率14.3%
5歳〔2.6.5.37〕 連対率16.0%
6歳〔2.0.1.15〕 連対率11.1%
前走レース別成績(過去10年)
ヴィクトリアマイル〔4.3.2.10〕
オークス〔2.1.1.10〕
マーメイドS〔1.2.3.18〕
その他のGIII〔1.1.1.11〕
OP特別〔0.1.0.11〕
1600万〔2.2.3.18〕
どの世代も満遍なく馬券に絡んではいるが、やや分が良いのは3歳馬。ステップ別の成績をみると、上の3つで1~3着馬の30頭中19頭を占めており、中心はこれら。特に過去3年で5頭も馬券に絡んでいるヴィクトリアマイル組は要注意。
ステップ別に掘り下げていくと…
まずはオークスから挑む3歳勢。オークスからの臨戦馬は過去10年で4頭が馬券に絡んでいるが、その共通点は「オークス&クイーンSでともに5番人気以内」、「中山・阪神のマイル戦で好走歴」の2点。チェッキーノ回避でオークス組はロッテンマイヤーのみとなったが、条件はクリアしていない。
次にヴィクトリアマイル組。過去3年で馬券に絡んだ5頭のうち4頭に共通していたのは札幌・函館での実績。「1着」もしくは「重賞で0.2秒差以内」の経験があったかどうか。よって札幌で〔1.2.0.0〕のシャルール、札幌2歳S勝ちのレッドリヴェールをマーク。
その一方で、マーメイドS組は掴み所が難しい。昨年の1、3着馬のように着順が悪くても巻き返すパターンが多いからだ。それらしい共通点といっても1800m以下で勝利経験があるといったことくらい。幸いにも今年はこの組が2頭だけなので、リラヴァティとナムラアン両方を押さえる手もありか。
その他で目立つのは前走・準OP組。馬券に絡んだ7頭中6頭には札幌での連対実績があった。馬券的妙味もありそうなテルメディカラカラに高配当の使者を期待したい。
結論
シャルール
レッドリヴェール
リラヴァティ
ナムラアン
テルメディカラカラ
宮崎(競友)
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三代川編集
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