加速ラップを後方一気で快勝　ミスパンテールに★６つ

開幕週もなんのその　大外一気　ミスパンテール

7/30(土) 札幌5R 2歳新馬 芝1500m
ミスパンテール　牝　馬体重：504kg
★★★★★★　6点〔ＯＰクラス〕
騎手：四位　厩舎：(栗) 昆
生産：三城牧場
馬主：寺田千代乃
父：ダイワメジャー
母：エールドクラージュ（シンボリクリスエス）

スタート直後に外に逃げたのか、後方からの競馬に。レースの流れはかなりスロー、それも開幕週の芝で大外を回るロスの大きい形。しかしながら豪快な末脚で一気に前を行く各馬を差し切ってしまった。レースの上がり３Ｆが11秒8－11秒5－11秒4という加速ラップを後方一気で勝ってしまうのだから、能力はかなり高い。

馬体診断

牝馬ながら500キロ超の恵まれた馬体を持つが、パドックで見た印象ではそれほど大きくは見せず、むしろ軽さが滲み出ていたくらい。筋肉量的にはまだ成長の余地があるということだろう。前後の幅もあって身のこなしも柔らかい。脚元の造りや捌きから距離は延びても大丈夫。2000ｍ位はこなせそうだ。

血統診断

伯父に京王杯ＳＣなど重賞３勝のウインラディウスがいる血統。姉コルボノワールはマイル戦の新馬勝ち時にタッチングスピーチ（ローズＳ）を負かしている。父の産駒はマイル色の強い産駒が多く、母父シンボリクリスエスとの組み合わせではティソーナ（マーガレットＳ）など、やや短距離志向もうかがえる。ただ、近親にはウメノファイバー（オークス）やサンデーウェル（セントライト記念）などもいて、一概には決め付けられない。

馬券の狙い目→牡馬顔負けの瞬発力が武器。スローになりやすい京都・阪神の外回り1600ｍ～1800ｍ戦が◎。