荒れる重賞オーシャンSのポイントは「新鮮さ」 …なにそれ?
昨年も3連単が10万オーバーと上位人気馬がやや頼りないレース。前走快勝のメラグラーナが人気を集めそうだが、荒波を超えてGIの舞台へたどり着くのはどの馬か?
近年の好走ポイントは「新鮮さ」
高松宮記念の前哨戦であるが、特に有力所の関西馬は別路線からというケースも多く、難しいレースになりがち。
年齢別成績(過去10年)
4歳〔2.1.1.24〕
5歳〔5.1.4.34〕
6歳〔1.5.1.25〕
7歳〔2.2.0.22〕
8歳以上〔0.1.4.25〕
前走クラス別成績(過去10年)
1600万〔3.0.0.14〕
OP特別〔5.0.5.27〕
GIII〔1.6.3.71〕
GII〔1.2.1.8〕
GI〔0.2.0.6〕
年齢別の成績もバラバラで、5歳馬から勝ち馬が多く出ているものの、高齢馬が馬券に絡むケースも少なくない。臨戦過程にしても準OP勝ち直後から勝ち馬が3頭出ているし、目立つステップと言っても阪神C組〔1.2.1.5〕とシルクロードS組〔0.5.2.55〕くらい。
トリッキーで知られる中山の芝1200mだが、近年の好走馬にはこの条件に対する新鮮さがポイントとなっていそうなことに気がついた。
2014年2着 スノードラゴン
→前走が根岸S(東京ダート1400m)、約3年ぶりの芝レースで初の中山芝1200m戦
2014年3着 レッドスパーダ
→前走が東京新聞杯(東京芝1600m)、3年前の3着馬だが芝1200mは約1年ぶり
2015年3着 ベステゲシェンク
→デビューから1400m~1800mを使われてきて、2走前から1200mへ。中山芝1200mは初。
2016年1着 エイシンブルズアイ
→スプリント実績もあるがデビューからしばらくはマイル路線で、近2走もマイル戦。中山芝1200mは初。
近3年の1~3着馬9頭中4頭がこの条件に対して「新鮮」だった馬。今回、このパターンに当てはまるのはブレイブスマッシュ。サウイジアラビアRC勝ちがあるように、マイル路線を歩んできたが、今回が初の芝1200m戦。新しい一面に期待してみたい。

芝の1200m初挑戦になるブレイブスマッシュはとても「新鮮」(撮影:日刊ゲンダイ)
求められるのは中山芝1200mへの高い適性?
一方、上記で挙げた馬以外の好走馬はどうだったのか。こちらも列挙してみよう。
2014年1着 スマートオリオン 5戦連続で中山芝1200mを走り〔2.3.0.0〕
2015年1着 サクラゴスペル 一昨年のオーシャンS勝ち馬
2015年2着 ハクサンムーン スプリンターズS(中山芝1200m)で2着
2016年2着 ハクサンムーン 同上の実績に加え、昨年の2着馬
2016年3着 スノードラゴン 一昨年のオーシャンS2着馬
どの馬も中山芝1200mという条件に対して高い適性を示していたというのが共通点。今回のメンバーでは以下の4頭がこのパターンに当てはまる。
ナックビーナス 中山芝1200mはOP特別を2戦して〔1.1.0.0〕
クリスマス 中山芝1200mで3戦して2着、3着、4着
メラグラーナ 中山芝1200mで2戦2勝
スノードラゴン オーシャンSで2着、3着。昨年のスプリンターズSは0.1秒差5着
よってブレイブスマッシュの相手にはこの4頭を押さえたい。
結論
◎ブレイブスマッシュ
△ナックビーナス
△クリスマス
△メラグラーナ
△スノードラゴン
板子TM

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