フラワーCは逃げ先行有利! 断然人気ファンディーナは…

重賞データ攻略
フラワーカップ

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 桜花賞トライアルが一息ついた週に行われるのがこのフラワーC。ここから桜花賞へ向かう馬も実は少なくないのだが、やはり期待はオークス戦線に名乗りを挙げる素質馬の登場か。

好位で立ち回れるかがポイントに

 エンジェルフェイス、アルビアーノと2年連続で逃げ切り勝ちが決まっているが、過去10年まで振り返っても勝ち馬の半数が逃げ馬だったというのは驚き。阪神開催の2011年、重馬場だった2012年以外を振り返ると、先行系の脚質でないと勝てない、というのが実情である。この傾向をデータにすると以下の通り。

フラワーCの脚質的ポイント(阪神開催の2011年を除く)

  • 勝ち馬9頭中8頭は4角5番手以内(うち5頭は逃げた馬)
  • 連対馬19頭中14頭は前走で4角5番手以内(3着馬は9頭中5頭)
  • 連対馬19頭中17頭には4角5番手以内で1着経験

 1番上の項目はともかく、下2つの項目をクリアしたのは以下の3頭。

デアレガーロ 前走・500万1着 通過順 2-3-3
ファンディーナ 前走・つばき賞(500万)1着 通過順 3-3-2
ドロウアカード 前走・白菊賞(500万)3着 通過順 1-2-2

 デアレガーロは中山で2戦2勝と、この条件は申し分ない。ファンディーナは初戦が9馬身差の圧勝で2戦続けて上がり3F最速で快勝。先手を取っても良いし、好位で控えてもOKと、中山向きであることは間違いない。一方、ドロウアカードはここが年明け初戦。ここが年明け初戦で馬券に絡んだのは過去10年でわずか3頭。マークは必要だが軸とまでは言いづらい。

ファンディーナ

中山コースも合いそうなファンディーナはやはり外せない(撮影:日刊ゲンダイ)

前走1桁着順が最低ラインだが…

 昨年の勝ち馬エンジェルフェイスは1番人気に押されていたが、未勝利勝ち直後であった。2013年には新馬・未勝利勝ち直後の馬が1~3着を独占するなど、この時期の重賞にしてはそれほど実績が問われることもないのが特徴といえる。

前走クラス別成績(阪神開催の2011年を除く過去9回)
新馬〔1.0.0.9〕
未勝利〔1.3.1.22〕
500万〔5.3.6.49〕
OP特別〔0.1.0.4〕
GIII・GII〔2.3.1.27〕
GI〔0.0.0.4〕

 新馬・未勝利勝ち直後で好走したのは6頭。そのうち5頭は4角2番手以内で勝利していた先行タイプ。また、4頭は2番人気以内での勝利だった。今年はブライトムーンが未勝利勝ち直後での参戦になるが、データ的にはやや推しづらい。

 となると、馬券的には前走が500万以上だった馬から、という事になる。特に前走が500万だったグループは1~3着馬の半数近くを占めているが、前走で500万を勝っていたのは14頭中9頭。これを多いと見るか少ないと見るかは議論が分かれそうだが、500万で負けていても巻き返しが可能と言うこともできる。

前走着順別成績(阪神開催の2011年を除く過去9回)
1着〔6.7.4.37〕
2~5着〔1.3.0.34〕
6~9着〔1.0.4.23〕
10着以下〔1.0.0.21〕

 そうは言っても前走で10着以下に敗れていたのは2009年1着のヴィーヴァヴォドカだけ。前走が500万にしろ重賞にしろ「1桁着順」であることは第一条件。

 前走が500万以上だった馬は過去9回で21頭が馬券に絡んでいるが、実績面では21頭中19頭に500万クラス以上のレースで5着以内の実績があった。これに最初の項目で述べた「連対馬19頭中17頭には4角5番手以内で1着経験」を加味すると、シーズララバイディーパワンサドロウアカードモリトシラユリの4頭が浮上する。

結論


デアレガーロ
ファンディーナ

相手候補
シーズララバイ
ディーパワンサ
ドロウアカード
モリトシラユリ

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