混戦NHKマイルカップ 桜花賞組の取捨ポイントは○勝以上

重賞データ攻略
NHKマイルカップ

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 トライアルのニュージランドTを筆頭に、皐月賞や桜花賞からも続々と有力馬が参戦。3歳マイル王をかけた戦いは混戦模様、データが導き出したのは…!?

ニュージランドT組の判断基準

 トライアルレースとしてニュージーランドTが設定されているが、皐月賞や桜花賞といったクラシックから流れてくる馬や、距離延長でチャレンジしてくる馬もいたりと、顔ぶれは毎年色とりどり。前走のレース別成績をみると以下の通りである。

前走レース別成績(過去10年)
ニュージランドT〔4.1.4.57〕
毎日杯〔2.1.0.6〕
桜花賞〔2.0.0.8〕
皐月賞〔1.3.2.14〕
アーリントンC〔1.0.0.1〕
スプリングS〔0.2.1.3〕
橘S〔0.1.1.14〕
マーガレットS〔0.0.0.14〕

 馬券対象のおよそ3分の1がニュージーランドT組。ただし、出走数自体が多いのでしっかりと吟味する必要がある。また、全体的な傾向としては距離延長組が〔0.2.1.41〕と苦戦気味であることにも注意したい。

ニュージーランドT組のポイント

  • 1着馬〔1.0.0.8〕、2着馬〔0.1.0.9〕と苦戦傾向
  • 0.5秒差以内での敗戦〔3.1.3.27〕、0.6秒以上なら〔0.0.1.22〕
  • 前走4番人気以内〔3.1.3.23〕、前走5番人気以下〔0.0.1.34〕

 まず目に付くのが、ニュージーランドT連対馬が本番になると苦戦する傾向が強いこと。中山のマイル戦と東京のマイル戦では求められる能力が違うだけに、トライアルの結果を鵜呑みには出来ない。ただ、大きく負けているのもマイナスだし、上位人気に推されていることもポイント。この点を踏まえると、ニュージーランドTで4番人気7着(0.5秒差)のタイセイスターリーが候補に挙がる。

別路線組から買えるのは?

 このレースの好走に必要な条件と言えるのは以下の3つ。

NHKマイルC1~3着馬のポイント(過去10年)

  • 2勝以上(30頭中27頭)
  • 重賞3着以内(30頭中25頭)
  • マイル戦で3着以内(30頭中24頭)※マイル戦に出走歴があったのは30頭中25頭

 以上の3点を条件とすると、半数以下まで絞り込むことができる。次に各路線別に馬券の取捨を考えていきたい。

 皐月賞組は6頭が馬券に絡んでいるが、そのうち5頭には重賞連対実績があった。また、重要なのは皐月賞の前のレースで、6頭全馬が重賞を走り、1~5番人気&2~6着の範囲内だった。構図としては2走前に好走→皐月賞で敗退→NHKマイルCで巻き返し、というパターンだろう。ここではアウトライアーズがこれに該当。

 桜花賞組からは2頭の勝ち馬が出ているが、2007年のピンクカメオは17番人気、昨年のメジャーエンブレムは1番人気と対照的。前者は桜花賞で8番人気14着、後者は1番人気4着と共通点は探しづらい。

 ただし、ピンクカメオは3勝、メジャーエンブレムは4勝を挙げており、桜花賞→NHKマイルCという臨戦過程の2勝馬が〔0.0.0.6〕という成績であることを考えると、「3勝以上」がポイントか。この組では5戦3勝のカラクレナイをマーク。同馬はマイル戦で3着以内の実績がないが、前走の桜花賞が初マイル。それでいて0.2秒差4着ならそれほどマイナスではないだろう。

カラクレナイ

3勝をあげているカラクレナイはデータ的に“買い”(撮影:日刊ゲンダイ)

 もう1頭挙げるなら〔0.2.1.3〕と半数が馬券に絡んでいるスプリングS組のモンドキャンノ。前年の朝日杯FSで3着以内に好走した馬が翌年のNHKマイルCに出走した場合、〔2.3.1.12〕とまずまずの成績。3走前の京王杯2歳Sでは桜花賞を勝ったレーヌミノルを下しており、力量的には全く見劣らない。

結論

タイセイスターリー
アウトライアーズ
カラクレナイ
モンドキャンノ

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