群雄割拠レイデオロ世代の★評価まとめ 16-17シーズン最終回
オークス、ダービーはともに藤沢和厩舎の勝利と、終わってみれば昨年末の下馬評がそのまま表れた結果に。2歳馬&3歳馬チェックチームが改めてクラシック路線を振り返ります。
やはり強かったのは2歳女王ソウルスターリング
桜花賞
1着 レーヌミノル(★5つ)
2着 リスグラシュー(★7つ)
3着 ソウルスターリング(★7つ)
オークス
1着 ソウルスターリング(★7つ)
2着 モズカッチャン(★4つ)
3着 アドマイヤミヤビ(★5つ)
ソウルスターリングは桜花賞3着→オークス1着。期待を裏切った桜花賞は、やはり道悪が敗因と印象付ける結果になった。オークスの着順を改めて振り返ると、阪神JFで示された力関係がそのまま反映されたと言える(リスグラシューは阪神JF2着→オークス5着、レーヌミノルは阪神JF3着→オークス13着)。ただし、レーヌミノルは距離も敗因だったのも確か。秋以降、再びマイル以下に照準を合わせてくれば、古馬が相手でも侮れない勢力になるはず。
桜花賞では12着に大敗したアドマイヤミヤビだが、オークスでは3着と巻き返しに成功。桜花賞の時のような速い流れでは追走に苦労するタイプなので、今後は2000m超の距離や、あらかじめスローペースが見込まれるレースの方が良いだろう。百日草特別で負かしたカデナやアウトライアーズといった牡馬達がトライアルは好走したものの、肝心の本番がサッパリだっただけに、やや再評価の必要性も出てきたように感じる。
今シーズンの牝馬で★9つの評価をしたのはコロナシオンとミリッサの2頭。ミリッサは500万をオークス前日に勝ったものの、エルフィンS3着、チューリップ賞4着という結果に。コロナシオンに至っては牝馬限定の500万で3着が最高成績。良血馬ゆえに過剰な評価をしてしまった点は反省点である。ただ、新馬戦で見せたパフォーマンス自体は偽りのないはずで、どこかで素質が花開く時が来る……、と信じてみたい。
★8つの評価を与えたのはミスエルテとアエロリット。ミスエルテはファンタジーSを楽勝して挑んだ朝日杯FSで4着。今春のGI2戦は実力云々よりも体調面、精神面が本物ではなかったように映った。一方、アエロリットは着実に成長を示して桜花賞5着の後のNHKマイルCで見事優勝。2歳6月の新馬戦で見せた高いパフォーマンスを素直に評価できたことに溜飲が下がる想いである。
3歳牝馬路線は他にも、皐月賞で1番人気に推されたファンディーナや、2戦2勝ながら大事を取って春のクラシック路線はパスしたルヴォワールなどがいて、まだまだ新勢力との対決という要素を残しており、秋は打倒ソウルスターリングを目指す戦いになる。

オークスは昨年の2歳女王ソウルスターリングが優勝(撮影:日刊ゲンダイ)
細川TM

6/4(日)阪神6R
払戻金 30万9000円
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WIN5指数

6/4(日)WIN5
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土屋(競友)

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