プロキオンSは前走OP好走馬が有利 データ班はこの5頭で!

重賞データ攻略
プロキオンS

 フェブラリーS以降、久々となる中央ダート短距離重賞。有力馬エイシンバッケンが直前で回避となったが、フェブラリーS3着のカフジテイクを筆頭に、強豪達の熱戦が予想される。

前走はOP特別か交流重賞

 出走数では前開催のアハルテケSや天保山S組が多いものの、好走例のあるステップ自体は実に様々。ただし、前走のクラス別で見ると傾向はややクッキリとする。

前走クラス別成績(過去5年)
1600万〔0.0.0.9〕
OP特別〔3.3.5.26〕
重賞〔0.0.0.14〕
交流重賞〔2.2.0.15〕

 前走が1600万で昇級戦だった馬は9頭いたが5着が最高。また、前走・重賞組も不調。これはダート短距離のカテゴリーで行われる中央重賞がフェブラリーSとの間になく、多くの馬が大幅な条件変更で臨んできていることが理由のひとつだろう。

前走距離別成績(過去5年)
1200m〔2.1.1.11〕
1400m〔1.3.3.33〕
1600m〔2.1.1.13〕

 出走数が多い前走・1400m組が馬券圏内の約半数を占めているが、基本的には前走が1200m~1600mの範囲内ならどの馬にもチャンスはある。

前走好走馬が素直に買い

 過去5年を振り返ると、1~5番人気が〔4.5.3.13〕で1~2番人気の複勝率は80%。単勝万馬券のトシキャンディが逃げ切った2012年を除けば、馬連配当の平均は1375円と基本的に堅めの決着になるレース。それは前走の着順・人気にも表れている。

前走着順別成績(過去5年)
1着〔1.3.3.17〕
2着〔3.1.0.7〕
3着〔0.1.0.4〕
4~5着〔0.0.1.13〕
6~9着〔1.0.0.12〕
10着以下〔0.0.1.11〕

前走人気別成績(過去5年)
1番人気〔2.4.2.12〕
2番人気〔2.1.2.2〕
3番人気〔0.0.1.12〕
4~5番人気〔0.0.0.12〕
6~9番人気〔1.0.0.14〕
10番人気以下〔0.0.0.12〕

 馬券に絡んだ15頭中11頭が「前走2着以内」、15頭中13頭が「前走2番人気以内」だった。また、両方をクリアしていた馬は〔4.4.2.9〕で軸としては最適だったのだが、これに該当していたエイシンバッケンはまさかの出走回避。なのでもう少し視点を変えて考えたい。

好走に必要な実績は?

 過去5年で馬券に絡んだ15頭について調べると、15頭中14頭に「東京・中京で3着以内」、15頭中13頭に「1400mで1着」があった。前述の「前走2着以内」&「前走2番人気以内」のどちらかをクリアしていた馬であれば以下の3頭に絞られる。

アキトクレッセント 前走・欅S 8番人気2着
イーデンホール 前走・栗東S 2番人気3着
キングズガード 前走・天保山S 3番人気2着

アキトクレッセント

前走欅Sでは2着に好走したアキトクレッセント(撮影:日刊ゲンダイ)

 また、馬券に絡んだ15頭中12頭には交流重賞も含めた「重賞連対実績」があった。前走のOP特別で惨敗した馬を除けば、前走でドバイに遠征したフェブラリーS3着のカフジテイク、地方からの参戦となるトウケイタイガーが候補に挙がってくる。

結論

アキトクレッセント
イーデンホール
キングズガード
カフジテイク
トウケイタイガー

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