武豊の判断も冴えたアサクサゲンキが、正攻法で押し切りV

佐藤直文 レース回顧
小倉2歳S

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2ヶ月で4戦目も元気一杯 アサクサゲンキ

 持ち時計1分8秒台の馬が揃った中で、1分9秒1の決着タイム。特に近年と比べて荒れた馬場でもなかっただけに、そういうレベルだったと見ることもできるが、いずれにしろこの決着タイムなら何でも来れる、という競馬だった。

 アサクサゲンキは、好スタートを決め、行きたい馬を行かせる形で好位を追走。揉まれることのない外枠も良かったのだろうが、コースロスを承知で馬場のいい外目を終始走らせた武豊騎手の好判断で、直線で早目に先頭に立って余裕十分に押し切る完勝だった。7月デビューからの4戦目で上積みに乏しいかとも思われたが、馬はグングン良くなっていたし、こういう競馬ができるのなら距離はもう少し延びても対応できそうだ。

アサクサゲンキ

小倉の2歳チャンプは外国産馬のアサクサゲンキ(桃帽)(撮影:日刊ゲンダイ)

 2着アイアンクローは、序盤は後方からだったが、早目にポジションを上げて4コーナーでは勝ち馬の直後に進出。そこから差を詰めることができなかったが、センスの良さを感じる立ち回りだった。

 3着バーニングペスカは、スタートが一息で、逃げ切った初戦とは全く異質の競馬になってしまったが、直線では馬群を割る勝負根性を見せた。こういう競馬ができたこと自体、大きな収穫だろう。

 4着ヴァイザーは、初戦の420キロから16キロ増えた馬体は太目でも何でもなく、良かったと言えるが、直線で接触する不利が全てだったか。そこから盛り返して伸びた脚は目立っており、能力は示している。

 5着イイコトズクシは、後方からインをロスなく立ち回って、最後も2着争いに加わる見せ場十分の内容だった。時計のかかる決着も良かったか。

 モズスーパーフレアは、序盤こそスピードの違いでハナに立ったが、少し力み気味の走り。中一週で再輸送の影響は少なからずあったと思われる。

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佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

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