武豊を背に、ビリーヴの息子ジャンダルムが★7つを獲得!

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短距離女王の7番仔は脚長で中距離志向? ジャンダルム

9/9(土) 阪神5R 2歳新馬 芝1600m外
ジャンダルム 牡 馬体重:480kg
★★★★★★★ 7点〔GIIIクラス〕
騎手:武豊 厩舎:(栗) 池江寿
生産: North Hills Co. Limited
馬主: ノースヒルズ
父:Kitten’s Joy
母:ビリーヴ(サンデーサイレンス)

スムーズにスタートを切ると、前の2頭を見る形で楽に先行し、緩い流れにもシッカリと対応した。直線では追い出しを待つ余裕を見せながらも、ダノンバラードの甥ロードラナキラ、ミッキーアイルの全妹スターリーステージといった良血馬達を完封。4角で外に逃避した以外は非の打ち所もなく、今後に期待が膨らむ勝ちっぷりだ。

ジャンダルム

ビリーヴの仔ジャンダルム(緑帽6番)が早目抜け出しで完勝(撮影:日刊ゲンダイ)

馬体診断

全体的なシルエットはやはり良血馬らしいが、まだ仕上げ切ってはいないのと、馬体自体が成長途上である点が見受けられた。兄姉達と見比べるとスッキリとした印象で脚長に見える。その点で言えば、これまでの母の産駒とはやや毛色が違い、中距離タイプに成長するかもという鞍上の見立てにも納得がいく。

血統診断

母ビリーヴはスプリンターズSと高松宮記念を制した短距離女王。引退後は渡米して繁殖生活を送り、初仔のファリダット(安田記念3着)や、フィドゥーシア(アイビスSD2着)などを産んでいる。本馬の父Kitten’s Joyは米の芝2000m、2400mのGI勝ち馬で、日本での代表産駒にはダッシングブレイズ(エプソムC)がいる。母ビリーヴの産駒が父系の血統にかかわらず短距離志向が強いことから、結果的にはマイル以下、という可能性も捨て切れない。

馬券の狙い目→兄姉馬のように競走馬としての完成は古馬になってから。現状では1600m~2000m戦、きさらぎ賞(京都芝1800m)や毎日杯(阪神芝1800m)のようなレース向き。

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