実績馬と上がり馬が激突する京阪杯 データ班は波乱を予想
ここ2年は馬連配当が1000円前後と平穏な決着に終始しているが、それ以前は3年連続で馬連万馬券が飛び出すという波乱のレース。GI帰りの実績馬や勢いある上がり馬が入り乱れるスプリント戦をデータで大検証!
中心はスワンS組
このレースのステップを大きく3つに分けると、同じ京都1200mのOP特別・京洛S、1400m戦のスワンS、そしてGIスプリンターズSの3つ。ただし、今年は京洛Sが無くなったため、例年とは傾向が異なるだろう。
前走レース別成績(過去10年)
京洛S〔3.2.3.38〕
スワンS〔2.5.2.25〕
スプリンターズS〔2.0.1.15〕
1600万〔2.0.1.7〕
OP特別〔4.5.5.79〕
GIII〔0.0.0.11〕
GII〔2.5.4.28〕
GI〔2.0.1.16〕
スワンS組は連対率20.6%とまずまずの数字。京洛Sがなくなったことを考えれば、この組が今年は中心になってもおかしくはない。そのスワンS組について掘り下げていくと以下の通り。
スワンS組のポイント(過去10年)
- 前走5着以内〔0.3.0.6〕、前走6~9着〔2.2.1.8〕
→ただし、前走10着以下は〔0.0.1.11〕 - 勝ち馬から0.5秒差以内〔2.4.0.10〕
→0.6秒差以上〔0.1.2.15〕 - 重賞3着以内(馬券に絡んだ9頭中7頭)
→例外の2頭にはGIIIで0.2秒差4着、GI・5着があった。 - 芝1200mで1着(馬券に絡んだ9頭中7頭)
→例外の2頭はともに1200m初出走ながら、1・3番人気に推されていた。
スワンS組で最も条件に合致するのはヒルノデイバロー。1200mでの勝ち鞍がない点がマイナスだが、前走のスワンSは2着。近5年に限れば、スワンSの最先着馬は4・5・2・1・2着と高い好走率。前走でアタマ差の勝ち馬サングレーザーがマイルCSで3着に入っており、力関係も上位。
ビップライブリーはスワンSで0.3秒差の4着。1200mは未勝利も、上記の例外と同様に今回が初の1200m戦。上位人気にまで推されるかは微妙だが、大野Jとは〔2.1.0.0〕と好相性なのは心強く押さえに。
スプリターズS組のポイントは2つ
京洛S、スワンSに次ぐ有力ステップのスプリンターズS組。過去10年で馬券に絡んだのは3頭のみだが、好走のポイントは2点。
2007年1着 サンアディユ 前走・スプリンターズS 1番人気2着(0.1秒差)
2013年3着 スギノエンデバー 前走・スプリンターズS 11番人気12着(0.6秒差)
2016年1着 ネロ 前走・スプリンターズS 8番人気6着(0.1秒差)
勝った2頭は共にスプリンターズSで勝ち馬から0.1秒差。スプリンターズSで0.6秒差の12着だったスギノエンデバーが3着に入っており、馬券対象にはせめてこれ位は求めたい。
また、この3頭全てが京阪杯で「4角3番手以内」の積極的な競馬をしていた、というのもポイント。この点も踏まえると、スプリンターズSで0.3秒差9着で先行脚質のフィドゥーシアが候補に挙がる。
同舞台のアドバンテージを生かす
前走で1600万~OP特別を走っていた馬が過去10年で〔6.5.6.86〕だから、京洛S組以外も十分に視野に入る。しかもそのうち前走で同じ京都芝1200mを走っていた馬が〔4.4.5.47〕と大半を占める。ただ、今年はOP特別のオパールS組しか該当馬はいない。
前走・OP特別組のポイント(過去10年)
- オパールS組〔0.2.1.5〕
- 前走5着以内〔3.5.4.44〕、前走6着以下〔1.0.1.45〕
- 前走3番人気以内〔4.4.3.18〕、前走4番人気以下〔0.1.2.61〕
着順は掲示板さえ確保できていればそれ程こだわる必要はないが、人気はできれば3番人気以内が望ましい。オパールS組では1番人気に応えて逃げ切り勝ちを収めたソルヴェイグが好走のパターンに合致。要マークだ。
結論
◎ヒルノデイバロー
△ビップライブリー
△フィドゥーシア
△ソルヴェイグ
広田TM
11/10(日)京都10R
払戻金 44万7300円
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広田TM
11/10(日)京都6R
払戻金 25万9800円
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土屋(競友)
みやこS(GIII)
払戻金 37万2300円
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三代川(編集)
秋華賞(GI)
払戻金 47万8800円
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