名物重賞ステイヤーズS 断然人気アルバートの対抗馬は…
日本最長の3600mという距離で行われる伝統のGII・ステイヤーズS。3連覇を狙うアルバートを阻む馬は果たして現れるのか、データで徹底分析する。
関西馬&関東騎手の組合せに注目
10頭立てと寂しい頭数になったが、これも当レース2連覇中のアルバートに対するリスペクトか。まずは基本的なデータを整理してみよう。
年齢別成績(過去10年)
3歳〔2.2.0.8〕
4歳〔1.3.4.18〕
5歳〔4.1.1.30〕
6歳〔1.2.1.29〕
7歳以上〔2.2.4.33〕
東西別成績(過去10年)
関東馬〔4.2.3.68〕
関西馬〔6.8.7.50〕
騎手所属別成績(過去10年)
関東騎手〔7.7.8.91〕
関西騎手〔0.3.2.19〕
外国人騎手〔3.0.0.8〕
※関西馬&関東騎手〔5.5.6.29〕
3歳馬の活躍も目立つレースだが、全体的には年齢は不問。とはいえ、今年の出走馬は全て5歳以上。7歳以上で馬券に絡んだ8頭のうち、トウカイトリック(3回)を除く5頭は前走で1桁着順&勝ち馬から1秒差以内。どちらもクリアしていないカムフィー、サイモントルナーレは消し。
ここ2年は関東馬のアルバートが連覇したが、全体的には関西馬が優勢。ただし、馬券に絡んだ馬の多くは関東騎手によるもので、関西馬&関東騎手の組合せが好成績。更に、前走から継続して騎乗していた場合、〔4.0.2.5〕と半数以上が馬券に絡んでいる。今回はシホウがこのパターンにピッタリ当てはまる。
中心はアルゼンチン共和国杯
基本的に全ての馬が距離延長となるレースだが、ステップ別の成績は以下の通り。
前走レース別成績(過去10年)
アルゼンチン共和国杯〔7.2.5.44〕
京都大賞典〔1.1.0.3〕
1600万〔1.3.2.20〕
OP特別〔0.3.1.16〕
GIII〔0.0.0.6〕
GII〔8.3.6.56〕
GI〔1.1.1.8〕
アルゼンチン共和国杯組は馬券に絡んだ14頭中10頭が前走1桁着順。また、前走4番人気以内なら〔1.3.2.3〕と安定した成績。アルゼンチン共和国杯で2番人気4着と最先着のアルバート。他にはシホウ、プレストウィックも候補に挙がる。
◎はやはりアルバート。2013年以降の芝3000m以上のレースでは1番人気が〔18.0.2.9〕と、勝率60%超え。当レースの連覇も、今年のダイヤモンドS制覇も、ムーアJの手によるもの。メンバーをパッと見渡しても3連覇に期待するのが当然か。
前述のシホウ、プレストウィック以外で押さえるなら、7歳以上の高齢馬だが、シルクドリーマーとフェイムゲーム。シルクドリーマーは前走の札幌日経OPで0.1秒差の2着と高齢馬の好走条件に合致。フェイムゲームはダイヤモンドS連覇、天皇賞(春)2着の実績がありながら、ステイヤーズSは初参戦。前走の京都大賞典は0.9秒差の10着だが、叩き2戦目のGII~GIIIに限れば〔2.0.1.0〕。実績面ではアルバートと肩を並べる存在だけに、こちらも要マーク。
結論
◎アルバート
△シホウ
△プレストウィック
△シルクドリーマー
△フェイムゲーム
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