人気のスワーヴリチャードを、大阪杯ではなくココで買いたい理由
サトノダイヤモンドとスワーヴリチャード。ダービー2着馬同士の対決が中京の地で実現。当レース2連覇中のヤマカツエースも黙ってはおらず、大阪決戦を前に天下分け目の戦いがアツイ!
ステップはバラバラだが…
GI昇格の大阪杯の前哨戦として、昨年から3月に移動。それによってヤマカツエースはわずか3ヵ月の間に金鯱賞連覇という偉業を達成することとなった。データとしては12月の中京開催で行われるようになった2012年以降をベースに考えたい。
前走クラス別成績(過去6年)
1600万〔0.2.0.5〕
OP特別〔1.0.2.8〕
GIII〔1.2.0.12〕
GII〔2.0.2.17〕
GI〔2.2.3.22〕
GII戦の割に前走のクラスは様々。というのも12月開催時は古馬中長距離路線の谷間のスケジュールということもあって、格下の台頭する余地が大きかったとも考えられる。
実際に過去6年の連対馬12頭のうち5頭が古馬OPに昇級して1~2戦目、もしくは格上挑戦の馬だった。とはいえ、今年のメンバーにはそういったタイプの馬は見当たらず、素直に実績ある馬から狙うのが得策だろう。
GII連対は必須条件!
前述の5頭を除くと、連対馬7頭中5頭にGII以上のレースでの勝利実績があり、残りの2頭にも連対実績があった。実績面の条件は「GII以上で連対」を目安にしたい。その他の馬券のポイントは以下の通り。
金鯱賞のポイント(過去6年)
- 芝2000mで1着(連対馬12頭中10頭)
- 芝左回りで1着(連対馬12頭中9頭)
- 関東馬〔1.1.1.15〕、関西馬〔5.5.6.50〕
- 牝馬〔0.0.1.6〕
- 56キロ〔4.2.5.50〕、57キロ〔2.2.1.6〕
斤量面は実績ともリンクするが、57キロだった馬の複勝率は45.5%と高水準。また、関東馬や牝馬は少し割引きの対象。年齢面に関しては、今年の重賞における7歳以上馬が〔1.0.4.62〕という成績。高齢馬は3着まで。
本命に据えるなら…
まず、GII連対実績があったのはサトノダイヤモンド、サトノノブレス、スワーヴリチャード、デニムアンドルビー、ヤマカツエースの5頭。このうちサトノノブレスとデニムアンドルビーは8歳馬という事で連軸にはしづらい。
サトノダイヤモンドについて細かい所を言うならダービー2着はあるものの、左回りで1着経験がない。また、凱旋門賞に遠征した馬の次走成績は過去10年で〔2.2.3.4〕。決して悪くはないが、勝った2頭はキズナ(凱旋門賞4着)、オルフェーヴル(凱旋門賞2着)と、いずれも凱旋門賞好走馬。凱旋門賞大敗のダメージが懸念されるだけに、評価はやや辛口で。
残るはスワーヴリチャードとヤマカツエースだが、ここは有馬記念4着のスワーヴリチャードを本命に。前走でGI5着以内の馬は過去6年で〔1.0.1.1〕。馬券を外した2016年8着のデニムアンドルビーは宝塚記念2着からの臨戦、それも1年半ぶりだった。順調度と充実度を考慮すれば軸はこの馬。
ハーツクライ産駒は左回りで買え!
当レースで〔1.0.3.7〕という成績を収めているハーツクライ産駒だが、GII以上のレースともなると右回りと左回りで成績の差が顕著に現れる。
ハーツクライ産駒の芝GII以上成績
右回り〔9.28.17.152〕勝率4.4%
左回り〔11.9.6.86〕勝率9.8%
東京〔10.9.3.75〕
中山〔4.9.4.46〕
中京〔1.0.3.9〕
京都〔1.12.8.58〕
阪神〔4.7.5.46〕
明らかに右回りでは勝ち切れていないのが分かる。昨年末のホープフルSで初めて右回りのGI勝ち馬(タイムフライヤー)が誕生したが、それまでのGI勝ちは全て東京コースでのもの。京都・阪神に至ってはGI・2着が13回もあるが1着はゼロである。したがってスワーヴリチャードを頭で買うなら大阪杯ではなく、今回の金鯱賞ではないだろうか。
結論
◎スワーヴリチャード
○ヤマカツエース
▲サトノダイヤモンド
△サトノノブレス
△デニムアンドルビー
前田(競友)
10/27(日)東京10R
払戻金 22万8320円
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菅TM
スワンS(GII)
払戻金 13万9000円
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土屋(競友)
アルテミスS(GIII)
払戻金 11万6100円
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三代川(編集)
秋華賞(GI)
払戻金 47万8800円
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菅TM
キーンランドC(GIII)
払戻金 114万8250円
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