好メンバー集結のマイラーズCをデータ攻略 休み明け馬の扱いは?
昨秋のマイルCSで惜しくも敗れたエアスピネル、サングレーザーが春のマイル王を目指して前哨戦に登場。重賞初制覇を狙うモズアスコットや復活を果たしたロジクライなども参戦、マイル戦線は早くもヒートアップ!
関東馬が好走するには
安田記念の前哨戦という位置付けのマイラーズC。2012年から阪神→京都へと場所を移したが、大きな傾向の変化はなさそう。
東西別成績(過去10年)
関東馬〔1.0.2.27〕
関西馬〔9.10.8.100〕
関東馬が馬券に絡んだのは3例のみ。この3頭はGIで1~2着馬とマイル重賞3勝の実績馬だった。昨年の当レースでも3着に好走しているヤングマンパワー(マイル重賞3勝)だが、今年もマークは必要。
休み明けはOKだが…
次に注目したいのは前走との間隔とクラス別成績。
前走間隔別成績(過去10年)
連闘〔0.0.0.1〕
中1週〔0.1.0.17〕
中2週〔0.1.1.28〕
中3週〔0.2.0.18〕
中4~8週〔6.3.1.32〕
中9週以上〔4.3.8.31〕
前走クラス別成績(過去10年)
1600万〔0.0.0.8〕
OP特別〔3.3.0.30〕
GIII〔1.5.7.56〕
GII〔3.2.2.15〕
GI〔1.0.0.17〕
海外〔2.0.1.1〕
前走からの間隔が詰まっていると勝ち切れておらず、休み明けでも好走例が多い。ただし、前走がGIだった馬は要注意。唯一、馬券に絡んだのは2010年1着のスーパーホーネットで、これは前走・フェブラリーSからの臨戦だった。
京都実績が重要
過去10年の連対馬について調べると、20頭中16頭に重賞連対実績が、20頭中18頭に芝1600mで1着があった。基本線はこの2つになるだろう。では、マイラーズCが京都開催になってからの6年間はどうだろうか。
マイラーズC連対馬のポイント(過去6年)
- 京都芝外回りで1着(12頭中10頭)
- 京都芝外回り芝1600mで連対(12頭中10頭)
- 京都芝外回りの重賞で連対(12頭中8頭)
京都の芝外回りに焦点を当てて調べると、上記のようなデータに。京都芝外回りの重賞連対実績については、出走歴のあった9頭中8頭が満たしており、例外の1頭も当レースで4着があった馬。これら3点をクリアしたのはエアスピネル、グァンチャーレ、テイエムイナズマ、ブラックムーン、ロジクライの5頭。
軸にするならブラックムーンを推したい。京都開催の過去6年、同年の京都金杯の勝ち馬は3頭が出走して3着、3着、2着と全て好走。昨秋のマイルCSでも6着とはいえ上がり3F最速で0.3秒差なら十分に足りる。

京都金杯では圧巻の末脚を見せたブラックムーン(緑帽)(撮影:日刊ゲンダイ)
上記の5頭のうちテイエムイナズマは15ヶ月ぶり休み明け。自身の休み明けが〔0.0.0.4〕に加えて、馬券に絡んだ8歳馬2頭はともにリピーターだったことを考えると、手は出しづらい。
人気所ではサンフレーザー、モズアスコットの名前が挙がっていないが、距離延長組が過去10年で〔1.2.0.18〕と今ひとつ振るわないのが気になる所。サングレーザーは芝1600m未勝利、モズアスコットは京都での実績が芝1400mの1600万1着だけというのがネガティブな材料になる。
結論
◎ブラックムーン
△エアスピネル
△グァンチャーレ
△ロジクライ
△ヤングマンパワー
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