スワーヴ買いでペルシアンは消し 前走大阪杯の2頭、データでは明暗
大挙8頭、うち5頭がGIウィナーという、錚々たるメンバー構成でマイル界制圧を目論む4歳勢。府中のマイル戦、激戦必至の安田記念をデータ班が切る!
東西は互角
1番人気は過去10年で〔4.1.0.5〕。数字通り半信半疑だが、近5年に限れば〔3.1.0.1〕と信頼度は高い。とはいえ波乱度自体は相変わらず高めだけに、思わぬ穴馬の激走に注意。
所属別成績(過去10年)
関東馬〔5.3.3.44〕
関西馬〔5.6.7.81〕
外国馬〔0.1.0.17〕
関西馬の好走例の方がやや多いものの、出走数の違いから勝率等々は関東馬の方が若干上。また、外国からの参戦で好走したのは10年前のアルマダ(2着)だけ。香港からの刺客ウエスタンエクスプレスは今年6戦目というのも気になる。過去10年、年明け5戦以上で好走したのは2010年1着のショウワモダンだけ。近5年では1~3着馬15頭中14頭までが年明け2戦以内。
世代間の差はない
今年行われた芝の古馬OP・重賞において4歳馬は勝率11.1%・連対率20.9%。5歳馬が勝率12.6%・連対率21.9%とほぼ互角。6歳馬になると勝率3.4%・連対率11.4%となり、やや成績が落ちる。次に当レースの年齢別成績はどうだろうか。
年齢別成績(過去10年)
3歳〔1.0.0.2〕
4歳〔2.2.1.25〕
5歳〔3.3.3.45〕
6歳〔4.2.5.38〕
7歳以上〔0.3.1.32〕
好走馬の数こそ若干の差はあるが、4~6歳までは大きな差はない。今年の出走メンバーを見渡すと、半数の8頭が4歳馬だが、5歳馬は1頭だけ。4歳馬の取捨が鍵を握りそうだ。
京王杯SC組が一歩リード
安田記念の優先出走権があるステップレースはマイラーズCと京王杯SCの2つ。マイラーズCは2012年から京都開催へと移ったが、過去10年で勝ち馬は出ていない。ステップレースとしての重要度としては京王杯SCの方が高い。
前走レース別成績(過去10年)
京王杯SC〔2.3.2.32〕
ヴィクトリアM〔2.0.0.12〕
ダービー卿CT〔2.0.0.4〕
高松宮記念〔1.0.0.5〕
大阪杯〔0.2.1.3〕
チャンピオンズM〔0.2.0.15〕
マイラーズC〔0.1.7.34〕
この京王杯SC組、前走で「1桁着順」「勝ち馬から0.5秒差以内」「5番人気以内」「上がり3F2位以内」であれば〔2.3.2.5〕となる。本番で好走した京王杯SC組の全てがこの条件をクリアしており、複勝率も58.3%と優秀。そしてこれに当てはまるのがサトノアレス。登録段階で4頭いた藤沢和厩舎だが、この1頭に集中してきたのも不気味である。
ウオッカの連覇がある前走・ヴィクトリアマイル組だが、前走で上がり3F最速、1番人気で連対という共通点ではリスグラシューも当てはまる。前述のサトノアレスを東京新聞杯で破っており、力関係では上とも言える。
前走・大阪杯組は勝ち鞍こそ無いが、半数が馬券対象に。恐らく1番人気に推されるであろうスワーヴリチャードはマイル戦が初とはいえ、東京の芝1800mで重賞勝ちがある。大阪杯2着、昨秋のマイルCS勝ち馬ペルシアンナイトだが、前年のマイルCS勝ち馬が過去10年で〔0.1.0.6〕というのは気になるところ。
マイラーズC組の好走ポイントは?
連対馬こそ1頭だけだが、3着には7頭を送り出しているマイラーズC。前走のマイラーズCで連対していた馬が過去10年〔0.0.0.13〕、4歳馬も〔0.0.0.7〕。サングレーザーにとっては暗雲漂うデータ。ではマイラーズC組のポイントはどこだろうか。
マイラーズC組のポイント(過去10年)
- 東京芝で連対(1~3着馬8頭中7頭)
- 芝1600重賞で1着(1~3着馬8頭中6頭)※残る2頭には2着あり
- 同年にOP1着か重賞連対(1~3着馬5頭)※例外の3頭中2頭はマイラーズC1~2番人気馬
実績十分の馬が巻き返すパターンが多い。マイラーズC組でこのポイントを全てクリアしたのはブラックムーンだけ。年明けの京都金杯を勝ち、昨秋のマイルCSでは17番人気ながら上がり3F最速をマークして0.3秒差の6着。1分31秒9の持ち時計も全体4位で、高速決着もOK。穴ならこの馬。
結論
サトノアレス
リスグラシュー
スワーヴリチャード
ブラックムーン
菅TM
11/17(日)福島3R
払戻金 38万4900円
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小野智TM
11/17(日)東京2R
払戻金 28万7300円
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土屋(競友)
みやこS(GIII)
払戻金 37万2300円
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三代川(編集)
秋華賞(GI)
払戻金 47万8800円
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