「圧倒的な成績」 明らかな傾向が見られたCBC賞のデータとは…
安田記念を勝つモズアスコットを前走下したダイメイフジが人気を集めそうだが、ハンデ戦らしい混戦模様。サマースプリントシリーズ第2戦、データ班の結論は?
距離短縮組が一歩リード
中京コースの改修から今年で7年目となるCBC賞。高松宮記念と同舞台の一戦ではあるが、ハンデ戦という事もあってかフレッシュなメンバー構成になりやすい。
前走レース別成績(過去6年)
安土城S〔2.1.1.9〕
高松宮記念〔1.1.2.9〕
1600万〔0.1.1.7〕
OP特別〔3.1.2.41〕
GIII〔0.0.0.3〕
GII〔2.2.0.5〕
GI〔1.2.2.17〕
最も成績の良い安土城Sは京都芝1400mのOP特別。これ以外でも当レースでは距離短縮組が好成績を収めており、過去6年で〔5.4.1.33〕。その安土城S組だが、勝ち馬が〔2.0.0.0〕と、どちらも当レースを制している。ダイメイフジは前走・安土城Sでモズアスコット(次走で安田記念1着)を撃破。中京コースでの勝ち鞍があり、芝1200m戦も〔2.1.1.0〕と優秀。
5歳馬&内枠が有利
ハンデ戦だけに斤量面は気になるが、52キロ以下が〔0.1.0.18〕という点以外にそれほどの偏りはない。また、57.5キロ以上の重ハンデ馬が2番人気以内なら〔2.1.1.0〕と好成績だが、今年は57.5キロ以上がスノードラゴンのみ。同馬は過去2年の当レースでも5着(58キロ)、6着(58.5キロ)と一息。そこで着目したのが年齢。
年齢別成績(過去6年)
3歳〔0.0.0.10〕
4歳〔0.1.1.8〕
5歳〔5.4.4.18〕
6歳〔1.1.1.25〕
7歳以上〔0.0.0.16〕
5歳馬は連対率29.0%、複勝率41.9%と圧倒的な成績。今年は5歳馬がダイメイプリンセス、ペイシャフェリシタ、ワンスインナムーン、レーヴムーンの4頭。
枠番別成績(過去6年)
1~2枠〔0.0.1.19〕
3~4枠〔2.2.2.17〕
5~6枠〔1.1.1.21〕
7~8枠〔3.3.2.30〕
脚質別成績(過去6年)
逃げ〔0.1.2.3〕
先行〔2.3.0.17〕
差し〔2.1.3.36〕
追込〔2.1.1.21〕
1~2枠の内枠勢がかなりの不振。開幕週で内枠は渋滞しやすく、外枠の方が多少のロスはあっても力を出し切れる傾向と言えそう。脚質別の成績を見ると、1200m戦・開幕週にも関わらず追込みも決まる傾向にある。ただし、逃げ馬も半数が馬券に絡んでおり、極端に偏った狙い方は避けたい。軸として考えるなら、外目の15・16番枠を引いた5歳牝馬ワンスインナムーンとペイシャフェリシタ。
実績面で問われるのは3つ
過去6年の連対馬12頭について調べると、ポイントとなりそうなのは以下の3点。
CBC賞連対馬のポイント(過去6年)
- 重賞3着以内(12頭中9頭)
- 芝1400m以上で1着(12頭中11頭)
- 同年3着以内(12頭全馬)
特に距離実績は重要で、同じく芝1200mで勝利経験があったのは12頭中10頭である。冒頭で述べた距離短縮組の成績が良いという点とも連動しており、1200m戦とはいえアップダウンの激しいコースだけに、長目の距離での実績がポイントになる。
ここまでで名前の挙がっていない馬ではセカンドテーブル、フミノムーンの2頭がこの3点を全てクリア。この2頭も相手候補には入れておきたい。
結論
軸
ワンスインナムーン
ペイシャフェリシタ
相手候補
ダイメイフジ
ダイメイプリンセス
セカンドテーブル
フミノムーン
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