父ハーツクライでも半姉と同じ洋芝巧者か　アフランシールに★６つ

北の大地で素質を解放　アフランシール

7/15(日) 函館5R 2歳新馬 芝1800m
アフランシール　牝　馬体重：474kg
★★★★★★　6点
騎手：岩田康　厩舎：(美) 尾関
生産：ノースヒルズ
馬主：ノースヒルズ
父：ハーツクライ
母：ルシュクル（サクラバクシンオー）

スムーズにスタートを決めると、道中は４番手で先行馬を見つつ進む。４角手前から外に持ち出して前をうかがい、直線に向くと楽々と差し切って２馬身差の完勝。上々の全体時計に加えて、ラスト３Ｆ11秒6－11秒7－11秒6の中で上がり最速をマークと終いも確か。完成度が高く、今後が楽しみな１頭。

馬体診断

474キロという馬体重でバランス良く仕上がっていた。気性面にうるさい所がなく、レースぶりからも折り合いに苦労することはなさそう。母父サクラバクシンオーの短距離血統だが、前後の幅があるシルエットからは中距離タイプに見える。現時点での完成度が高く、成長の余地については何とも言えないが、早い時期の活躍に期待したい。

血統診断

母は全３勝を函館・札幌の芝1200ｍで挙げている、洋芝巧者の短距離型。半姉ブランボヌールも同様で、函館２歳Ｓ、キーンランドＣと重賞を２勝している。その半姉がマイル戦のＧI・阪神ＪＦで３着、叔父ダコールが新潟大賞典勝ちなど中距離でも活躍しており、父ハーツクライの本馬は中距離型に出ても不思議はない。

馬券の狙い目→この血統らしく洋芝巧者。ただし、中距離向きだろう。次戦で視野に入れている札幌２歳Ｓ（札幌芝1800ｍ）でも侮れない存在になりそう。