クラシックホース2頭で堅そうな神戸新聞杯 高配当にありつくには…

重賞データ攻略
神戸新聞杯

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 皐月賞馬エポカドーロとダービー馬ワグネリアンが前哨戦から激突。最後の一冠、菊花賞のタイトル争いへ弾みをつけるのはどちらか? 大注目の一戦をデータで徹底検証!

クラシックホースの共演で波乱は望み薄か

 菊花賞トライアルとして1~3着までに優先出走権が与えられる神戸新聞杯。皐月賞馬エポカドーロとダービー馬ワグネリアンの揃い踏みで、休み明けとはいえ死角は少なそうだが…。

人気別成績(過去10年)
1番人気〔7.2.0.1〕
2番人気〔1.2.3.4〕
3番人気〔1.2.2.5〕
4~5番人気〔0.0.3.17〕
6~10番人気〔1.4.2.43〕
11番人気以下〔0.0.0.48〕

 1番人気が7勝2着2回と抜群の安定感を誇り、2~3番人気の信頼度も低くはない。2桁人気馬の馬券絡みはなく、相手候補に狙うとしても小穴~中穴クラスまでだろう。馬連の平均配当も1679円、過去10年のうち半数の5回で馬連配当が3桁台に収まっている。

脚質別成績(過去10年)
逃げ〔1.1.1.8〕
先行〔2.0.2.30〕
差し〔6.7.4.42〕
追込〔0.2.3.38〕
捲り〔1.0.0.0〕

 決め手のある差しタイプの馬が好成績。上がり3F最速をマークした馬が〔4.5.2.0〕と、全て馬券に絡んでおり、2位も〔4.3.1.2〕と高い好走率を誇っている。

ダービーの成績を素直に評価

 今年も出走馬の大半を占めているように、やはり前走・ダービー組が多いレース。まずは臨戦過程を整理していこう。

前走レース別成績(過去10年)
ダービー〔8.6.3.28〕
ラジオNIKKEI賞〔1.1.1.7〕
500万〔0.0.0.25〕
1000万〔0.3.4.34〕
1600万〔1.0.0.4〕

ダービー組の着順別成績(過去10年)
前走1着〔4.1.0.0〕
前走2着〔3.2.0.1〕
前走3~4着〔0.2.0.3〕
前走5~9着〔1.0.1.10〕
前走10着以下〔0.1.2.13〕

 ダービー連対馬で馬券を外したのは2008年のスマイルジャックだけ。やはり、ダービー連対馬の実力は素直に評価すべきだろう。軸にするなら前述の脚質面からエポカドーロよりもワグネリアン。過去10年の連対馬20頭中16頭に阪神芝での連対歴があったという点でもリードしている。

ワグネリアン

ダービー馬ワグネリアン(桃帽)に逆らえるようなデータはなし(撮影:日刊ゲンダイ)

3着候補が馬券の鍵

 ワグネリアンエポカドーロの上位争いで堅いというのが結論だが、それではあまりに配当妙味がなさすぎる。よって3着候補をしっかりと吟味して、少しでも高配当にありつきたい。

神戸新聞杯3着馬のポイント(過去10年)

  • 連対率50%以上(10頭全馬)
  • 4着以下が2回まで(10頭中9頭)
  • 芝2000m以上で3着以内(10頭中8頭)

 また、3着馬10頭中6頭には阪神芝外回りでの連対実績があった。例外は4頭いるが、うち2頭は重賞勝ち馬、2頭は前走・1000万連対馬。上に挙げた3点に加えて阪神芝外回りの実績も重視して考えたい。

 アドマイヤアルバはここまで10戦して8連対と安定感が素晴らしい。阪神の外回りコース、距離ともにOKで相手候補には不足なし。もう1頭はダービーで4着に健闘したエタリオウ。まだ1勝馬だが、こちらも7戦5連対と安定感十分。3着候補は条件をすべてクリアしたこの2頭に絞りたい。

結論

◎ワグネリアン
○エポカドーロ
△アドマイヤアルバ
△エタリオウ

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