春GI以来のリスグラシューは消し データの後押しでアノ馬が復活?

重賞データ攻略
府中牝馬S

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 西では3歳牝馬のGI・秋華賞が控えているが、前日の東京では古馬牝馬の戦い、府中牝馬S。エリザベス女王杯の前哨戦で豪華メンバーが集結、データ班の結論は如何に!?

1番人気は不振?

 4頭のGI馬が集結し、前哨戦から激戦の予感がする今年の府中牝馬S。過去10年を振り返ると、1~2番人気が1勝もしていないという、いわくつきのレースだが、今年はどうなるか?

人気別成績(過去10年)
1番人気〔0.4.2.4〕
2番人気〔0.1.3.6〕
3番人気〔1.1.2.6〕
4番人気〔4.1.0.5〕
5番人気〔2.2.1.5〕
6~10番人気〔2.0.1.47〕
11番人気以下〔1.1.1.53〕

 第1感としては4~5番人気の伏兵馬の好成績が目にとまる。1~2番人気未勝利は気になるデータだが、近4年に限れば1番人気は4頭全て、2番人気も4頭中3頭が馬券に絡んでおり、比較的穏やかな決着になっている。

府中牝馬Sのポイント(過去10年)

  • 関東馬〔2.3.3.59〕、関西馬〔8.7.7.67〕
  • 4歳馬〔6.3.4.43〕、5歳馬〔4.6.2.57〕
  • 7~8枠〔8.2.3.34〕
  • 中4~8週〔5.4.5.48〕、中9週以上〔4.5.4.61〕

 基本的には関西馬優勢。4歳馬と5歳馬では若干、4歳馬の方が率が良い。また、勝ち馬10頭中8頭は7~8枠から出ており、脚質に関わらず包まれにくいことが勝因となっていそう。前走からの間隔が詰まっていると割引きだが、中9週以上で馬券に絡んだ13頭中12頭は前走5着以内だった。

春GIからの休み明けはマイナス

 好走馬の臨戦過程を振り返ると、クイーンSを筆頭に8~9月に1度はレースを使っている馬が多い。その逆で、春のGIに出走して休み明けのとなる馬は1番人気で馬券圏外に沈んだ2009年6着のカワカミプリンセス、2011年14着のアパパネを筆頭に、信頼度はイマイチ。

前走レース別成績(過去10年)
クイーンS〔2.2.1.23〕
ヴィクトリアマイル〔1.0.1.9〕
1600万〔2.0.1.24〕
OP特別〔2.2.1.9〕
GIII〔4.6.5.64〕
GII〔1.1.1.8〕
GI〔1.1.1.17〕※海外含む

 前走・GI組で馬券に絡んだのは3頭。うち2頭は前走のヴィクトリアマイルで3~4着、3~4番人気だった馬。もう1頭は前走が海外でドバイターフを1着。このグループは前走5着以下が〔0.0.0.15〕という成績だけに、休み明けでも買えるのは前走好走馬だ。

 一方のクイーンS組は5頭が馬券に絡んでいるが、前走3~6着、前走1~4番人気が好走の条件。今年はそのクイーンSの上位3頭、ディアドラフロンテアクイーンソウルスターリングが揃って出走。注目の存在だ。

府中牝馬S連対馬のポイント(過去10年)

  • 重賞3着以内(20頭中19頭)
  • 芝左回りで1着(20頭中16頭)
  • 芝1800mで連対(20頭中全馬)

 実績面では上の3つを満たしていたい。馬券の候補としては先に挙げた3頭と、ヴィクトリアマイルの勝ち馬ジュールポレール。中でも軸にするならソウルスターリング。同年のヴィクトリアマイルで5着以内、もしくは勝ち馬から0.5秒差以内なら、当レースがGIIに昇格して以降〔2.3.4.11〕で複勝率は45.0%。間にクイーンSを挟んでおり、臨戦過程にも不安はない。

ソウルスターリング

有利なデータの後押しでソウルスターリングが復活か(撮影:日刊ゲンダイ)

結論

◎ソウルスターリング
△ディアドラ
△フロンテアクイーン
△ジュールポレール

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