極端な脚質は割引きの武蔵野S 浮上してくる実績馬とは…
チャンピオンズカップの前哨戦、武蔵野S。もうひとつの前哨戦、みやこSが今年は休止のため、重要度は例年になく増しそうな雰囲気。長い直線の果てに大舞台への切符を掴むのは…!?
3歳馬優勢だが不在で…
昨年、7歳馬ながらこのレースを制したインカンテーション。8歳になった今年もフェブラリーSで3着に入るなど、安定した成績を収め、当レース連覇を狙ってきた。一方、ダート路線で猛威をふるう3歳勢が不在の今回、結末は一体どうなるのか。
年齢別成績(過去10年)
3歳〔4.3.3.18〕
4歳〔1.1.2.24〕
5歳〔3.3.2.32〕
6歳〔1.3.2.24〕
7歳以上〔1.0.1.30〕
3歳馬の次に成績が良いのは5歳馬。ただし、連対率や複勝率では6歳馬とほぼ互角。また、7歳以上の高齢馬は不振だが、昨年は7歳馬インカンテーションが勝利。3歳馬不在でもある今回は、それほど気にしなくても良いのではないだろうか。
単勝オッズにも注目
1番人気は2年連続で馬券圏外。特に昨年は3着に15番人気が入り、3連単178万円の波乱となった。人気別の成績は以下の通り。
人気別成績(過去10年)
1番人気〔2.2.2.4〕
2番人気〔1.1.0.8〕
3番人気〔0.1.1.8〕
4~5番人気〔3.4.0.13〕
6~10番人気〔4.1.5.40〕
11番人気以下〔0.1.2.55〕
1番人気自体の複勝率は決して悪くないが、2~3番人気が一息。1~3番人気以内の上位人気同士の決着は2013年のみである。単勝オッズで見ると、3.0倍以下の人気馬が〔0.1.2.2〕と勝ち切れていないので要注意。また、10.0~15.0倍から勝ち馬の半数が出ている。
決め手はコース実績
過去10年、距離短縮組が〔5.3.4.50〕、距離延長組が〔4.3.3.54〕。若干、距離短縮組が優勢だが、ほぼ互角に近い成績。前走のレース別の成績で見ると以下の通り。
前走レース別成績(過去10年)
1600万〔2.0.2.15〕
OP特別〔3.5.3.53〕
重賞〔2.1.3.36〕
地方〔3.4.2.24〕
前走・1600万組は馬券に絡んだ4頭中3頭が前走1番人気1着の馬。前走・OP特別組は前走5着以下が〔0.1.0.32〕なので、前走4着以内がひとつの目安。ただし、前走・重賞組や地方交流組は前走の結果からの傾向がつかみづらい。
そこで実績面に目を向けると、中央OP以上で1着(連対馬20頭中18頭)、東京ダートで1着(連対馬20頭中17頭)がクリアしておきたい条件。また、今回と同じ東京ダート1600mで連対実績があったのは先の17頭中14頭。出来ればこちらもクリアしていたい。
脚質別成績(過去10年)
逃げ〔2.0.0.8〕
先行〔2.5.5.24〕
差し〔4.4.2.55〕
追込〔2.1.3.41〕
脚質別では比較的満遍なく馬券に絡んでいるが、やはり中心は先行~差しタイプ。極端な脚質の馬は少し割引き。前述のポイントと合わせて考えると、軸にはインカンテーション。相手候補にグレンツェント、サンライズノヴァ、メイショウウタゲが挙がる。
ミスタープロスペクター系に要注意
血統面に目を向けると、ミスタープロスペクターの直系産駒が過去10年で7勝、2着3回3着4回と活躍。昨年は連対こそしなかったが、3~5着を占め、その3着馬は15番人気の大穴。血統から穴を拾いたい。
前走・OP特別組の前走5着以下〔0.1.0.32〕というデータを踏まえると、前述のメイショウウタゲの他にユラノト、クルーガーに食指が伸びる。特にクルーガーはダート替わりの一戦になるが、ダート戦でデビュー(2着)し、2戦目で勝利。その時に負かした2着馬は後に東京大賞典を勝つアポロケンタッキーだった。
結論
◎インカンテーション
△グレンツェント
△サンライズノヴァ
△メイショウウタゲ
△ユラノト
△クルーガー
持木TM
スプリンターズS(GI)
払戻金 11万0430円
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土屋(競友)
シリウスS(GIII)
払戻金 47万3000円
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菅TM
キーンランドC(GIII)
払戻金 114万8250円
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