２億7000万円の素質がキラリ　ディープ産駒サトノルークスに★７つ

２億７０００万円の素質がキラリ　サトノルークス

11/24(土) 京都4R 2歳未勝利 芝1800m外
サトノルークス　牡　馬体重：470kg(+10)
★★★★★★★　7点
騎手：モレイラ　厩舎：(栗) 池江寿
生産：ノーザンファーム
馬主：サトミホースカンパニー
父：ディープインパクト
母：リッスン（Sadler’s Wells）

初戦は２着に敗れたが、これは重馬場で後手に回ったことが敗因だった。良馬場の今回は一転して先行策を展開し、終始逃げ馬にプレッシャーをかける競馬。直線で楽に抜け出すと、後続を３馬身半突き放して完勝した。最後は余裕たっぷりの入線で、ラスト２Ｆ11秒1－11秒4も優秀。先行してこの上がりで走れる点を高く評価したい。

単勝オッズ1.3倍の断然人気に応えたサトノルークス（撮影：日刊ゲンダイ）

馬体診断

初戦から約２ヵ月ぶりの実戦となった今回はプラス10キロでの出走となったが、仕上がりは良好。その初戦時がやや太目残りに映っていたことから、成長分をプラスした上で体を絞って仕上げてきたと判断することができる。繋は立ち気味だが、蹄の形状から道悪はプラスではなさそう。脚捌きや立ち姿から、ステイヤー寄りの中距離タイプか。

血統診断

母リッスンは英ＧI・フィリーズマイルに優勝。その母の全姉もまたＧI勝ち馬で、ヘンリーザナヴィゲイター（英・愛2000ギニーなどＧI・4勝）を生んでいる。本馬の全姉にタッチングスピーチ（ローズＳ）、ムーヴザワールド（共同通信杯３着）がいる。全体的な印象として、早い時期からポンと勝ち上がるが、本当に良くなるのは全姉のように３歳秋以降かもしれない。

馬券の狙い目→芝の中長距離タイプ。狙ってみたい条件としては京都・阪神の外回りコース、京都新聞杯（京都芝2200ｍ外）や神戸新聞杯（阪神芝2400ｍ外）あたり。ただし、道悪は割引き。