日曜中山ではカペラS 地方馬キタサンミカヅキにデータは味方するか

重賞データ攻略
カペラS

 阪神では2歳女王決定戦の阪神JFが行われるが、一方の中山では砂上のスプリント戦、カペラS。スピード自慢がズラリ揃って巻き起こるのは砂塵か波乱か。データ班の結論は…?

1番人気が不振

 今年で11回目を迎えるカペラS。過去10年を振り返ると、とにかく1番人気の成績不振が目立つ。馬連の平均配当も9966円と、高配当を期待したくなる一戦。

人気別成績(過去10年)
1番人気〔0.1.1.8〕
2番人気〔1.1.2.6〕
3番人気〔3.2.0.5〕
4番人気〔3.1.0.6〕
5番人気〔1.0.1.8〕
6~10番人気〔1.4.5.40〕
11番人気以下〔1.1.1.54〕

 今回、1番人気が予想されるのは連勝中のコパノキッキングだろうか。その辺りも読みにくいが、連軸なら3~4番人気の単穴クラスが理想的。その一方で7~8番人気が2着4回3着4回だから、相手候補は中穴クラスからも探しておきたい。

年齢別成績(過去10年)
3歳〔1.0.0.6〕
4歳〔4.1.2.23〕
5歳〔3.5.4.34〕
6歳〔2.3.2.29〕
7歳以上〔0.1.2.35〕

 昨年勝利の3歳馬はそもそも出走数が少なく優劣をつけにくい。ただし、7歳以上の高齢馬は基本的に割引き対象だろう。牝馬は〔1.0.1.13〕の成績で、馬券に絡んだ2頭は中央で重賞勝ち、もしくは交流GI勝ちの実績があった。

所属別成績(過去10年)
関東馬〔1.3.2.29〕
関西馬〔9.6.6.88〕
地方馬〔0.1.2.10〕

 率の面では見た目の数字ほど差はないものの、勝ち馬のほとんどを送り出している関西馬がやはり優勢か。その一方で地方馬の好走も考えられるレース。馬券に絡んだ3頭はJBCスプリントで1~3着の実績があった。今回はJBCスプリント3着のキタサンミカヅキが参戦。当舞台ではOP特別勝ちなど〔4.7.2.4〕と相性も良い。

狙うは距離短縮組?

 ダート短距離の重賞は数が少ないこともあって、中央では確たる臨戦過程が確立されていないようにも感じる。それは当レースも例外ではなく、過去10年を振り返ると前走・1200m組よりも距離短縮組が好成績を収めている。

前走距離別成績(過去10年)
1200m〔1.4.3.71〕
1400m〔7.5.5.41〕
1600m〔2.1.2.10〕

 最も好走例が多いのは1400mからの距離短縮組。一方、今回と同じ1200m戦からの臨戦だった馬だが、その前走が京都ダート1200mなら〔1.1.2.44〕となる。馬券に絡んだ4頭全馬が前走3番人気以内、4頭中3頭が前走を0.3秒差以上の着差で勝利していた。着差こそ0.2秒差だが、前走快勝で勢いに乗るオールドベイリーをこの組から狙ってみたい。

前走レース別成績(過去10年)
霜月S〔3.3.2.11〕
武蔵野S〔2.1.2.7〕
オータムリーフS〔2.1.1.14〕※京都オータムリーフPを含む
JBCスプリント〔0.2.3.11〕
1600万〔2.0.0.13〕
OP特別〔6.6.5.67〕
重賞〔2.1.2.15〕
地方〔0.3.3.30〕

 好走馬の多くは前走・OP特別組。また、前走が中央の重賞なら武蔵野S組。実績面で言えば、中央のダートのOP以上で連対実績(連対馬20頭中15頭)、中山・阪神のダートで1着(連対馬20頭中17頭)、ダート1200mで1着(連対馬20頭中16頭)の3点が挙がる。

 これらを満たし、距離短縮組で6歳以下の関西馬となると、ダノングッドが唯一当てはまる。中山ダート1200mでは5走前にOP特別勝ち。当舞台はもとより、1200m戦もそれ以来となる。前走10着からの巻き返しに期待したい。

結論

キタサンミカヅキ
オールドベイリー
ダノングッド

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