明け4歳の期待馬が大挙出走 京都金杯、データ班の◎は…
古馬マイル路線は昨秋のマイルCSを3歳馬ステルヴィオが勝利し、勢力図も一変の様相。この京都金杯でもOP特別圧勝のパクスアメリカーナを筆頭に、有力馬多数の明け4歳勢が押し切るか、注目の一戦。
基本的には内枠
昨年は13頭立てと例年よりも少ない頭数でのレースとなり、6枠と8枠での決着となったが、基本的には多頭数&コーナー2つのマイル戦という点に加えて開幕週という馬場状態でもあり、内枠有利なデータが揃っている。
枠番別成績(過去10年)
1枠〔3.3.1.12〕
2枠〔2.1.1.15〕
3枠〔1.3.3.12〕
4枠〔3.1.2.14〕
5枠〔0.0.2.18〕
6枠〔1.0.0.18〕
7枠〔0.1.0.21〕
8枠〔0.1.1.21〕
連対馬20頭のうち17頭までが1~4枠から出ている。今年は17頭立てと多頭数になったので、軸には内枠の馬を指名したい。ただし、開幕週だからと言って必ずしも先行有利とも言えない。
脚質別成績(過去10年)
逃げ〔2.0.1.7〕
先行〔3.2.4.28〕
差し〔3.4.4.55〕
追込〔2.4.1.41〕
その他の傾向としては、関東馬が過去10年で〔1.1.2.23〕とやや苦戦。馬券に絡んだ4頭中3頭には京都芝外回りで1着があり、これに当てはまるのはロードクエストだけ。また、牝馬も過去10年で〔1.0.2.15〕という成績。馬券に絡んだ3頭には53キロ・5~6歳・京都芝外回りで1着か重賞連対という共通点はあるが…。
前走はOP特別でも
実績面で問われるのはシンプルに京都芝外回りへの適性。過去10年の連対馬20頭のうち17頭までに「京都芝外回り1400m~1800mで1着」という実績があった。次に臨戦過程について考えていきたい。
前走レース別成績(過去10年)
キャピタルS〔2.0.2.12〕
リゲルS〔2.0.1.9〕
マイルCS〔1.3.1.15〕
1600万〔0.2.0.11〕
OP特別〔5.0.4.42〕
GIII〔2.3.2.31〕
GII〔1.2.3.27〕
GI〔2.3.1.18〕
勝ち馬の半数が前走・OP特別組というのは特徴的。この組で好走した9頭の共通点は前走5着以内、前走0.5秒差以内、前走1600mの3点。例外は1頭だけ。これを満たしているのはグァンチャーレとパクスアメリカーナの2頭。
一方、マイルCSを筆頭とする前走・GI組は6頭が馬券圏内に。こちらは前走3~7着、前走0.2~0.4秒差以内というのが共通点。両方を満たしたのはマイルCSで0.2秒差の4着だったカツジ。片方だけだとサラキアとヒーズインラブの2頭。
明け4歳世代の勢いはここでも
昨秋、次々と古馬を撃ち破った現4歳世代だが、当レースにも6頭がエントリー。芝マイル戦での強さも確かで、数字的には以下のようになった。
年齢別成績(2018年に行われた芝1600m・3歳以上古馬混合戦)
3歳〔30.27.26.181〕連対率21.6%
4歳〔23.23.19.249〕連対率14.6%
5歳〔10.13.15.144〕連対率12.6%
6歳〔3.3.2.71〕連対率7.6%
7歳以上〔0.1.3.41〕連対率2.2%
上記から更に、OP以上のレースに絞っても3歳馬(現4歳世代)は〔3.3.1.12〕という成績で、勝率・連対率・複勝率すべてが上昇。クラスが上がっても全く苦にしない強さがある。
◎は明け4歳馬のカツジ。4着に好走したマイルCSは上位3頭が1~3番枠という決着の中、同馬は8枠16番からの好走。2枠3番という好枠をゲットした今回は好勝負必至と見ていいだろう。
結論
◎カツジ
△グァンチャーレ
△パクスアメリカーナ
△サラキア
△ヒーズインラブ
△ロードクエスト
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