大荒れ決着多発 メンバーも難解なフェアリーSはこの4頭で
上位人気が予想された有力馬の抽選除外が相次ぎ、にわかに波乱の雰囲気が立ち込めてきた今年のフェアリーS。混戦を断ち切り、クラシック戦線へと乗り込むのはどの馬か?
大波乱の可能性も秘める
過去10年を振り返ると、馬連の平均配当は14130円とかなり高い。10年のうち3回で馬連3万円台の大荒れ決着も発生している。
人気別成績(過去10年)
1番人気〔3.1.1.5〕
2番人気〔1.1.2.6〕
3番人気〔2.0.1.7〕
4~5番人気〔0.2.2.16〕
6~10番人気〔2.5.4.39〕
11番人気以下〔2.1.0.57〕
単勝オッズ4.0倍未満の人気馬が〔1.2.2.2〕。決して悪くはないが勝ち切れていないのも事実。単系の馬券を買う際には注意したい。単勝30.0倍以上からは勝ち馬が4頭出ているが、2~3着馬からは1頭ずつにとどまっている。
所属別成績(過去10年)
関東馬〔9.8.7.108〕
関西馬〔1.2.3.22〕
数で言えば圧倒的に関東馬だが、連対率は関東馬12.6%に対して関西馬10.7%。好走率において大きな差はなく、平等に考えたい。
キャリアは浅くてもOK
当レースは例年、1勝馬が出走馬の大半を占め、抽選による除外が数多く発生している。実績面についての考察は後に回すが、まずはキャリアと成績の関係を整理したい。
キャリア戦数別成績(過去10年)
1戦〔2.3.1.19〕
2戦〔2.1.1.26〕
3戦〔1.2.3.32〕
4戦〔2.4.4.17〕
5戦〔1.0.1.19〕
6戦以上〔2.0.0.17〕
基本的にはキャリア4戦以内が理想。5戦以上のグループからは勝ち馬が3頭出ているが、3番人気以内〔2.0.0.1〕という成績であり、キャリアの多い人気薄を狙うのは得策ではなさそう。また、乗り替りがあった馬が〔5.7.8.79〕なので、キャリア少&乗り替りでも割り引く必要はない。
実績馬の好走条件とは?
1勝馬の参戦が多く、臨戦過程は新馬・未勝利勝ち直後の馬から、同じマイル戦の阪神JF組まで多岐に渡る。
前走レース別成績(過去10年)
阪神JF〔3.0.1.13〕
赤松賞〔2.0.1.11〕
新馬〔2.3.1.19〕
未勝利〔2.2.3.26〕
500万〔2.5.4.55〕
OP特別〔0.0.1.8〕
GII・GIII〔1.0.0.7〕
実績面で見ると、抽選対象ではない、500万・OP1着か重賞2着以内がある馬が〔3.0.2.18〕だが、そのうち前走・阪神JF組が〔3.0.1.10〕。裏を返せば、実績のない前走・阪神JF組や、阪神JF不出走の実績馬は買いづらいということ。
一方、好走馬が最も多い前走・500万組だが、こちらは狙いが絞りにくい。前走1着馬がそもそも〔0.0.1.6〕で、前走1番人気馬にしても〔0.1.2.7〕。流石に、前走2桁着順〔0.1.0.12〕や、前走1秒差以上の敗退〔0.0.0.10〕となるが、これといった決め手はない。
狙いはこの4頭!
過去10年の連対馬20頭18頭までに芝1600m以上での勝利経験があった。実は今回の出走馬の半数以上がこの条件を満たしておらず、前走・500万組にいたってはゼロ。そうなると、狙いは新馬~未勝利勝ち直後の馬だろう。
前走・新馬組は東京芝1600m戦を0.1秒差以上の着差で勝利していれば〔2.2.0.4〕と半数が連対。前走・未勝利組はキャリア4戦以内、前走が1600m以上で上がり3F2位以内での勝ち上がりなら〔2.2.2.10〕となる。
上記2つのポイントから、新馬組からはアクアミラビリス、グレイスアン。未勝利組からはエフティイーリス、フィリアプーラをピックアップ。今回はこの4頭で勝負してみたい。
結論
アクアミラビリス
グレイスアン
エフティイーリス
フィリアプーラ
菅TM
11/17(日)福島3R
払戻金 38万4900円
的中買い目を見る
小野智TM
11/17(日)東京2R
払戻金 28万7300円
的中買い目を見る
土屋(競友)
みやこS(GIII)
払戻金 37万2300円
的中買い目を見る
三代川(編集)
秋華賞(GI)
払戻金 47万8800円
的中買い目を見る