好タイム逃げ切りで牝馬戦線に名乗り　コントラチェックの課題は？

魅惑のステップで後続を圧倒　コントラチェック

1/20(日) 中山9R 菜の花賞(500万) 芝1600m外
コントラチェック　牝　馬体重：466kg(-2)
騎手：ルメール　厩舎：(美) 藤沢和
生産：ノーザンファーム
馬主：キャロットファーム
父：ディープインパクト
母：リッチダンサー（Halling）

未勝利勝ち時と同じ逃げを選択。やや速いくらいのペースで飛ばし、残り600ｍ辺りから強気にペースアップすると、直線でも後続を寄せ付けずに３馬身差の完勝を収めた。勝ち時計の1分33秒8も速い。ここでは力が違ったという印象で、好素材が揃った牝馬戦線でも期待できそうだ。

人気に応え２勝目をあげたコントラチェック（撮影：日刊ゲンダイ）

長所

新馬戦では後に重賞２勝のニシノデイジーと0.1秒差。牡馬相手でも通用するくらいの下地がある。また、半姉２頭はともにオークスで３着、５着と血統的に距離延長もＯＫ。鞍上の確保に課題はあるが、オークスに狙いを絞ってくるなら侮れない存在。

短所

敗れた２戦はともに控える競馬だったのは気になる点。どちらも逃げての勝利だが、ＧI級のメンバーで逃げ切れるほど甘くはなさそうなので、トライアルレースにおいて控える競馬で勝つ形を作りたいところ。

オークス　想定単勝オッズ　ランキング

(→)１番人気　ダノンファンタジー　3.7倍
(→)２番人気　クロノジェネシス　4.4倍
(→)３番人気　グランアレグリア　7.3倍
(→)４番人気　シェーングランツ　8.0倍
(NEW)５番人気　コントラチェック　11.4倍

好タイムで菜の花賞を制したコントラチェックが５番人気でランクイン。レベルの高い混戦といった様相の牝馬クラシック戦線に、新たなヒロイン候補が現れた。