京王杯SC過去5年で〔2.0.2.2〕 とある厩舎の傾向調査

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 アーモンドアイとダノンプレミアムの参戦で活気づく安田記念だが、その前哨戦の1つがこの京王杯SC。波乱続きの一戦を読み解く鍵とは…!?

攻略の鍵は「厩舎力」

 過去5年で1番人気馬は全て馬券圏外。その分を2番人気が〔1.2.2.0〕とよくカバーしている印象だが、馬連平均配当は7828円、3連複も5回中4回で万馬券となっており、波乱度は高い。

 難解な一戦ではあるものの、明確な傾向の1つに「藤沢和厩舎の活躍」が挙げられる。同厩舎は当レースの過去5年で〔2.0.2.2〕、昨年は1着&3着と好走、今年はサトノアレススターオブペルシャタワーオブロンドンの3頭がスタンバイしている。

藤沢和厩舎の京王杯SC成績(過去5年)
2014年 10番人気1着 レッドスパーダ 牡8 北村宏
2016年 2番人気3着 ロサギガンティア 牡5 M.デムーロ
2016年 16番人気16着 エポワス セン8 柴田善
2017年 9番人気10着 ロサギガンティア 牡6 柴田善
2018年 4番人気1着 ムーンクエイク セン5 ルメール
2018年 2番人気3着 サトノアレス 牡4 蛯名

今年は3頭出しの藤沢和厩舎勢だが…

 次に藤沢和厩舎の東京コースにおける成績を見てみよう。

藤沢和厩舎の東京コース成績(2014年以降)
芝全体〔73.65.49.267〕
ダート全体〔34.21.14.96〕
ダ1600m〔23.15.9.62〕
芝1600m〔22.22.11.81〕
芝1800m〔19.15.14.82〕
芝1400m〔13.914.35〕
芝2000m〔12.11.6.46〕

 意外にも、勝ち鞍が最も多いのはダート1600m。ただし、上位5コースのうち複勝率が最も高いのは芝1400m(複勝率50.7%)である。

 藤沢和厩舎の芝1400m成績のうち、ダイワメジャー産駒は〔3.4.3.4〕で複勝率71.4%。それに対してディープインパクト産駒は〔1.1.2.8〕で複勝率33.3%。昨年3着だがディープインパクト産駒のサトノアレスより、ダイワメジャー産駒のスターオブペルシャを狙ってみたい。

スターオブペルシャ

3頭の中で最も人気薄になりそうなスターオブペルシャ(赤帽)(撮影:日刊ゲンダイ)

 もう1頭の藤沢和厩舎勢、タワーオブロンドン。こちらは鞍上がルメール騎手からレーン騎手へと乗り替わる。そのレーン騎手は来日後の東京芝で〔4.2.2.6〕と、初来日とは思えない手綱捌きを披露。1~2番人気時も〔5.0.2.2〕と信頼度は高く、無視できない存在だろう。

特注馬

スターオブペルシャ
タワーオブロンドン

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