ダービーで「キセキ」を起こす特注穴馬 その飛び抜けた適性とは…

重賞データ攻略
日本ダービー

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 皐月賞の上位3頭が後続につけた着差は「2馬身」。その結果から「3強」の上位独占も十二分に有り得るが、データで浮かび上がった穴馬とは?

皐月賞組ワンツースリーの可能性は…

 2016年、2017年と1~3番人気が上位を独占していたが、昨年は3着に16番人気馬が入り、3連単は285万円の波乱。好走馬の臨戦過程を振り返ると、皐月賞組が断然だが、相手候補には別路線組というパターンも珍しくない。

前走レース別成績(過去10年)
皐月賞〔9.7.4.65〕
京都新聞杯〔1.1.1.19〕
青葉賞〔0.2.3.21〕
プリンシパルS〔0.0.2.8〕
NHKマイルC〔0.0.0.26〕

 皐月賞組のうち、前走4着以下だった馬は〔4.3.2.48〕とダービーで巻き返すケースは多い。ただし、前走5番人気以内〔4.3.2.12〕、前走6番人気以下〔0.0.0.36〕だから、皐月賞で上位人気に推されていなければ巻き返しは難しい。そして、今年はこれに該当する馬はいない。

 一方、過去10年のうち上位3頭が全て皐月賞組だったのは2回だけ。ちなみに、その2回はともに皐月賞馬が1番人気3着と着順を落としているが…。今年は順延されたプリンシパルSの勝ち馬が出走回避。よって、穴候補は京都新聞杯組か青葉賞組から、ということになる。

アノ馬に“キセキ”が起こる?

 そこでオススメしたいのが青葉賞の勝ち馬リオンリオン。逃げ脚質のルーラーシップ産駒ということで、昨秋の古馬中長距離戦線を沸かせたキセキが思い浮かべられるが、最大の強調ポイントはそのルーラーシップ産駒の距離適性&コース適性。

ルーラーシップ産駒の距離別成績(芝レース・全期間)
1500m以下〔17.20.17.152〕連対率17.9%
1600m〔26.30.19.231〕連対率18.3%
1800m〔37.56.54.287〕連対率21.4%
2000m〔48.32.44.317〕連対率18.1%
2200m〔15.10.12.68〕連対率23.8%
2400m〔20.9.4.52〕連対率34.1%
2500m以上〔6.5.5.40〕連対率19.6%

 芝2400mの連対率が飛び抜けている。そのうち、東京芝2400mの成績が〔10.5.3.25〕とほぼ半数を占める。また、ルーラーシップ産駒が芝で逃げた時の成績は〔26.14.15.48〕で、連対率38.8%、複勝率は53.4%と、こちらも優秀な数字。

 父ルーラーシップ×母父クロフネという同じ組合せからは、昨年のオークス2着馬リリーノーブルが出ており、「母父クロフネ」は先週のオークス3着馬、先々週のヴィクトリアマイル1着馬と同じで、今週もキーワードになる可能性はある。積極的な逃げでアッと言わせるシーンを期待したい。

特注馬

リオンリオン

リオンリオン

積極策で3強に一泡吹かせたいリオンリオン(奥)(撮影:日刊ゲンダイ)

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