ダノンプレミアムは馬券にも絡めない? 代わりに買うべき伏兵2頭

重賞データ攻略
安田記念

 香港マイル王ビューティージェネレーションの参戦こそ叶わなかったが、アーモンドアイVSダノンプレミアムという今春一番の好カードが実現。今週こそ堅く収まるのか、それとも…?

規格外のアーモンドアイ、対するダノンプレミアムは…

 現在、GIを5連勝中のアーモンドアイ。そのローテーションやジャパンカップでの驚愕レコードから、まさに「規格外」と言える存在。ドバイターフ→安田記念という臨戦過程は2014年の勝ち馬ジャスタウェイと同じで、あえて重箱の隅を突つくこともあるまい。

 一方、ダノンプレミアムは前哨戦のマイラーズCを勝って安田記念へ。マイラーズCが京都芝1600mに移ってからの7年間、マイラーズCの勝ち馬は〔0.0.0.6〕と1頭も馬券に絡んでいない。京都と東京のマイル戦では勝手が違いすぎるのか、東京での実績の有無に関わらず不振だ。

ダノンプレミアム

マイラーズC勝ち馬は近年不振だがダノンプレミアム(緑帽)は…?(撮影:日刊ゲンダイ)

マイラーズC組の巻き返しに期待

 前項でダノンプレミアムが危険な人気馬として挙がったが、そうなると考えてみたいのがマイラーズC組の巻き返し。過去7年で4頭が安田記念で好走しているが、それは以下の通り。

安田記念で好走したマイラーズC組(過去7年)
2012年 15番人気3着 コスモセンサー 前走・マイラーズC3着
2013年 12番人気3着 ダノンシャーク 前走・マイラーズC3着
2015年 12番人気3着 クラレント 前走・マイラーズC10着
2016年 6番人気3着 フィエロ 前走・マイラーズC4着

 上に挙げた4頭中3頭はマイラーズCで3~4着に健闘していた馬。また、同じく4頭中3頭は東京芝1600m~1800mの重賞で1着かタイム差なしの2着があった。例外の1頭には前年の安田記念で4着という実績。この点から推せるのは2走前に東京新聞杯1着、前走のマイラーズCで4着だったインディチャンプ

血統から考える

 今春の東京開催はレコードが連発するような高速状態。その様な中でも、やはり強さを見せ付けているのがディープインパクト産駒だ。

種牡馬別成績(2019年、2回東京以降の芝レース)
ディープインパクト〔10.14.9.47〕連対率30.0%
ハーツクライ〔6.8.5.34〕連対率26.4%
ステイゴールド〔4.3.6.13〕連対率26.9%

 そのディープインパクト産駒はオークス・ダービーでワンツー決着を決めてみせた。連対した4頭の共通点といえば、母父がノーザンダンサー系の種牡馬で、アメリカのダートで活躍したスピードある血統を抱えている点。それが高速決着への対応力を押し上げているのだろうか。

 今回のメンバーでディープインパクト産駒は4頭いるが、母父がノーザンダンサー系なのはサングレーザーだけ。東京では2戦して5着・2着だが、ともにGI戦で、勝ち馬との着差は0.2秒差だった。久々のマイル戦でアッと言わせるか。

特注馬

インディチャンプ
サングレーザー

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