先週インディチャンプ推奨のデータ班 エプソムC特注はこの2頭

重賞データ攻略
エプソムカップ

 春の東京・GI連続開催もひと区切り。2歳馬のデビューと共に、競馬界は次世代の覇権争いへ突入。例年、素質馬が集結するこのエプソムCだが、馬券的な狙い目は…?

儲けるなら「穴馬の3着狙い」?

 過去10年、馬連の平均配当は1347円。半分の5回で3桁配当に収まっており、最高配当でも2360円。連対馬20頭中19頭までが1~5番人気となっており、1番人気も7連対。基本的には堅い決着に終わることが多い。

 ただし、3着馬に関しては多少の紛れが見込める。1~5番人気が〔10.9.4.27〕に対して、6番人気以下の伏兵馬が〔0.1.6.111〕となっており、馬券的妙味を探るなら、「伏兵馬の3着好走」というパターンで検討してみたい。

エプソムC6番人気以下での好走馬(過去10年)
2010年 9番人気3着 キャプテンベガ
2011年 6番人気2着 エーブチェアマン
2012年 15番人気3着 マイネルスターリー
2013年 7番人気3着 サンレイレーザー
2014年 8番人気3着 ダークシャドウ
2016年 6番人気3着 マイネルミラノ
2017年 6番人気3着 マイネルハニー

 以上の7頭が6番人気以下で好走した伏兵馬。見事な「3着力」には驚かされるが、馬券的なポイントとしては次の通り。

6番人気以下の好走ポイント(過去10年)

  • 東京芝で2着以内(7頭中6頭)
  • 重賞で2着以内(7頭中6頭)
  • 関東所属騎手が騎乗(7頭中6頭)
  • 前走から乗り替り(7頭中5頭)

 狙いとしては、東京実績・重賞実績がありながら近走不振、前走からの乗り替りで変わり身に期待してきた馬。今回、人気薄でこれに当てはまるのがハクサンルドルフだ。昨年の当レース2着馬で、今回騎乗の大野Jとは同条件の1600万V時のコンビでもある。

 もう1頭、推してみたいのが柴田大J騎乗のアンノートル。1600万勝ち直後で重賞連対実績はないが、これは2011年2着のエーブチェアマンと同じ。同馬は前年12月に500万を勝ち、1000万~1600万を連勝中と勢いがあった。

 そのアンノートルも今年2月に500万を勝ったばかり。2走前こそ前が塞がって10着に敗れたが、直近4戦で3勝と充実一途。また、柴田大Jは上記の「マイネル」3頭でいずれも3着と、当レースで穴を演出。狙ってみても損はないだろう。

アンノートル

条件戦を勝ち上がってきたアンノートル(左)(撮影:日刊ゲンダイ)

特注馬

ハクサンルドルフ
アンノートル

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