デムーロ×ＤＭＭで今度はダービー制覇？ ４代母の欄には懐かしい名前が…

その走りはまるで黄金比　ゴールデンレシオ

8/24(土) 新潟3R 2歳未勝利 芝1800m外
ゴールデンレシオ　牡　馬体重：484kg（-8）
★★★★★　5点
騎手：Ｍ．デムーロ　厩舎：(美) 国枝
生産：追分ファーム
馬主：DMMドリームクラブ
父ディープインパクト
母ディヴィナプレシオーサ（Crocker Road）

出遅れたが鞍上は慌てずに悠然と最後方からの競馬を選択。1000ｍ通過が59秒8のミドルペースで、ラスト１Ｆが12秒7もかかる展開が味方した面はあるが、最後方から直線一気、それも上がり３Ｆは２位の馬を１秒も上回るもの。今年のオークスを制したＭ．デムーロ騎手と”ＤＭＭ”の勝負服が再びの共演を果たし、大舞台への登場を期待したい。

断然人気のゴールデンレシオ(黒帽)がデビュー２戦目でＶ（撮影：日刊ゲンダイ）

馬体診断

マイナス８キロの馬体は初戦時よりも明らかにシャープに映り、上積みは大きいと感じた。筋肉のボリュームも確かだが、まだまだフットワークには頼りなさもあり、成長の余地を残している。現状では良馬場の方が良いだろう。前後の幅があり、脚捌きを見ても、距離はもっとあっても良いくらい。2000ｍ、2400ｍと延ばしていってもＯＫ。

血統診断

母はチリでＧIを２勝。２歳牝馬チャンピオンに輝いている。母がチリ出身ということで、母系の血統は見慣れないものが多いが、本馬の４代母メアジードーツは1981年に来日して第1回のジャパンCを制覇している。そういった意味で血統的な奥の深さもあり、バランスの良さもある。全兄カズマークセンは2200ｍで勝ち上がっており、中長距離向きだろう。

馬券の狙い目→スタートに課題があるが、馬体の成長と共に解消してきそう。じっくり運べる2000ｍ超の距離が現状ではベストか。