「開幕週だから前有利」はもはや非常識? 京成杯AHで買いたい2頭
2015年には13番人気が勝利して馬連6万超の大波乱となったが、以降は1番人気が3連勝、昨年は1~3番人気が上位を独占とハンデ戦らしからぬ決着。今年はどうなる?
開幕週でも差し有利?
2014年に水はけ改善のための馬場改修工事が行われた影響か、2015年以降の当レースを振り返ると、差し~追込馬の活躍がとにかく目立つ。それほど先行馬が揃ったというメンバー構成ではないかもしれないが、今年も末脚勝負になる可能性は十分。
脚質別成績(2015年以降の過去4年)
逃げ〔0.0.0.5〕
先行〔0.1.1.17〕
差し〔3.1.3.12〕
追込〔1.2.0.15〕
4角5番手以内という条件でも〔0.1.1.24〕という成績で、特に逃げ馬には厳しい状況。また、上がり3F最速をマークした馬が〔3.1.0.0〕と、ほぼ完璧な成績を納めている。
ポイントは近走で速い上がりを使えているか
2015年以降の好走馬について掘り下げていくと、特に近2年の連対馬に関しては、「近2走以内に上がり3F1~2位をマーク」していることが共通点として浮かび上がった。
京成杯AHの連対馬(過去2年)
2017年
1着 グランシルク →2走前・パラダイスS 2着(上がり3F1位)
2着 ガリバルディ →2走前・大阪城S 3着(上がり3F1位)
2018年
1着 ミッキーグローリー →前走・阿武隈S 1着(上がり3F2位)
2着 ワントゥワン →前走・関屋記念 2着(上がり3F1位)
「近2走以内に上がり3F1~2位をマーク」という条件をクリアしたのはストーミーシー、プロディガルサン、レインボーフラッグ、ロードクエストの4頭。しかし、近4年の連対馬8頭中6頭に芝1600m以上の重賞連対実績があり、距離延長組が近4年で〔0.0.0.9〕という点も踏まえると、推奨はプロディガルサンとロードクエストの2頭になる。

3年前の当レース勝ち馬でもあるロードクエスト(撮影:日刊ゲンダイ)
推奨馬
プロディガルサン
ロードクエスト
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