「それにしても強かった」ドバイワールドカップ勝ち馬の弟が９馬身Ｖ

ダート路線に大物が出現？　ロンゴノット

9/21(土) 中山3R 2歳新馬 ダ1800m
ロンゴノット　牡　馬体重：480kg
★★★★★★★　7点
騎手：戸崎圭　厩舎：(美) 高柳瑞
生産：ダーレー・ジャパン・ファーム
馬主：ゴドルフィン
父パイロ
母ブリクセン（Gone West）

ダッシュ良く飛び出していき先手を奪うと、終始マイペースな逃げ。残り1000ｍ辺りから徐々にペースを上げて後続に脚を使わせる展開に持ち込んだが、自身は終始楽な手ごたえのまま、直線も馬なりで２着に１秒５差を付ける圧勝劇。勝ち時計は近５年の２歳新馬戦で３位と優秀で、上位２頭はＯＰ勝ちや交流ＧI・３着など活躍。それにしても強かった。

快勝のロンゴノットが２着馬につけた着差は９馬身（撮影：日刊ゲンダイ）

馬体診断

パドックでは周囲を気にする素振りを見せるなど、まだ幼さはある様子。ただ、テンションが上がるようなタイプではなさそう。馬体はキッチリと仕上がっており、一見するとダート馬には見えないような軽い作り。それはフットワークにも現れており、「芝でも…」と思わせるほど。芝スタートの東京ダート1600ｍにも対応出来そうで、レースの選択肢は広い。

血統診断

母は英・愛で３戦１勝の成績だが、繁殖入り後はドバイワールドカップ（AW2000ｍ）を勝ったアフリカンストーリーを世に送り出した。日本に輸入後は芝2200ｍ～2400ｍで３勝をマークしたアフリカンゴールドが本馬の半兄として活躍。母系は芝・ダート双方に適性のあるタイプではあるが、父パイロの産駒傾向を考えると、主戦場はやはりダートか。

馬券の狙い目→東京のダート1600ｍはピッタリという印象もあり、ユニコーンＳ（東京ダ1600ｍ）に出てきたら狙ってみたい１頭。軽い作りで高速馬場もＯＫ、芝で意外性を発揮するシーンも？