きさらぎ賞、1着馬のポイントは6つ サトノアーサーは…

重賞データ攻略
きさらぎ賞

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 同厩の先輩サトノダイヤモンドと同じくきさらぎ賞からクラシックへ、と目論むサトノアーサー。レースは8頭立てで一強の様相を呈しているが、データ班のジャッジは?

軸はサトノアーサーで決まり?

 サトノアーサーの評価も含め、少頭数のレースだけに馬券はしっかりと1着馬を探す行程からはじめたい。

きさらぎ賞1着馬のポイント(過去10年)
2勝以上(10頭中7頭)→500万以上のレースで3着以内(10頭中9頭)
連対率60%以上(10頭中9頭)→10頭中9頭は連対率100%
複勝率100%(10頭中8頭)→10頭全馬が全レースで5着以内
新馬戦3番人気以内(10頭中10頭)
新馬戦2着以内(10頭中9頭)
新馬戦上がり3F3位以内(10頭中10頭)

 上に挙げた6つのポイントで全く減点がなかったのはサトノアーサーだけ。やはりこの馬が堅軸か。前走のシクラメン賞では上がり3F32秒7という末脚を繰り出したが、昨年の2歳戦で上がり3F32秒台をマークしたのは本馬も含めて5頭。リカビトスこそ新馬勝ち以降は未出走だが、ブレスジャーニー(重賞2勝)、アウトライアーズ(500万勝ち)、オーバースペック(新潟2歳S2着)と活躍馬揃い。今年も「サトノ」がクラシック戦線を賑わせそうだ。

サトノアーサー

人気が予想されるサトノアーサーに逆らう材料は見当たらず(撮影:日刊ゲンダイ)

相手候補はこの3頭!

 軸は決まったが、問題は相手候補。メンバーをざっと見渡しても連下混戦といったところ。ひとまずは基本的な傾向から探ってみよう。

前走クラス別成績(過去10年)
新馬〔0.0.0.8〕
未勝利〔1.2.4.8〕
500万〔3.7.3.26〕
OP特別〔2.0.0.8〕
重賞〔3.1.3.20〕

前走距離別成績(過去10年)
1600m〔2.0.4.22〕
1800m〔1.5.2.21〕
2000m〔7.5.4.21〕

 連対馬の大半は前走で500万以上のレースを走っていたグループだが、未勝利勝ち直後という馬も複勝率では46.7%と優秀な数字。そのポイントは7頭中6頭が1800m以上のレースを1番人気で勝ち上がっているという点。エスピリトゥオーゾは京都芝2000mの未勝利戦を2番人気での勝ち上がり。2~3走前は1番人気に支持されており、前走の人気に目をつぶれば3着候補に押さえる価値もありそうだが…。

 また、近年の傾向として挙げられるのが「外回りコースでの実績」。過去5年の1~3着馬15頭中12頭は新潟・京都・阪神の外回りコースで1着、もしくは重賞3着以内の実績があった馬。今回のメンバーではサトノアーサー以外に以下の2頭がこれに該当する。

アメリカズカップ 2走前・野路菊S(阪神1800m外)1着
プラチナヴォイス 2走前・萩S(京都1800m外)1着

 アメリカズカップは今回3頭いる朝日杯FS組の中で最先着馬。また、プラチナヴォイスは当舞台で2戦2勝とコース適性は特に高い。野路菊Sも萩Sも、ともに少頭数のレースであり、こういったレースの流れに戸惑うことはないだろう。

結論

◎サトノアーサー
△アメリカズカップ
△プラチナヴォイス
△エスピリトゥオーゾ

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