2頭の「スピネル」で鉄板? 東京新聞杯をデータで徹底攻略

重賞データ攻略
東京新聞杯

 きさらぎ賞と同様に頭数こそ少ないが、京都金杯でワンツーを決めた2頭の「スピネル」など、今年のマイル路線を賑わせそうな4歳馬が揃い、要チェックの一戦。

2頭の「スピネル」は買い?

 出走馬の半数が4歳馬というフレッシュなメンバー構成だが、それらの4歳馬を見極めなければ話は進まない。

年齢別成績(過去10年)
4歳〔3.2.3.23〕
5歳〔3.3.6.33〕
6歳〔4.3.0.26〕
7歳〔0.2.1.30〕

前走レース別成績(過去10年)
ニューイヤーS〔2.3.2.13〕
阪神C〔2.0.3.11〕
エリザベス女王杯〔2.0.0.2〕
京都金杯〔1.3.2.30〕
マイルCS〔1.0.1.12〕
元町S〔1.0.0.1〕

 4歳馬から6歳馬までならほぼ互角と言っていい成績。一方、京都金杯組はやや低調で、京都金杯1~3着馬の成績は〔0.1.1.12〕、4着以下だった馬が〔1.2.1.18〕。下り坂からの惰性で乗り切れる京都と、直線が長く坂もある東京では求められる適性も違うのだろう。京都金杯の上位2頭、エアスピネルブラックスピネルには不吉なデータだが…。

 4歳馬について掘り下げてみると、馬券に絡んだのは過去10年で8頭。そのうち、ダービー2着のスマイルジャックを除く7頭は古馬OPクラスでの好走歴があった。最低ラインとしては2008年1着のローレルゲレイロ(阪神Cで0.2秒差4着)がひとつの目安。この点で言えば、4歳馬でクリアしているのがエアスピネルブラックスピネルだけとなる。

 両者ともに東京での勝ち鞍はないが、エアスピネルはダービーで4着、ブラックスピネルは昨秋の富士Sで0.4秒差7着。勝ったヤングマンパワーと2~3着のGI馬2頭はともかく、4着のマイネルアウラートからは0.1秒差。十分に圏内も狙える位置だろう。

エアスピネル

京都金杯でワンツーした「2頭のスピネル」(撮影:日刊ゲンダイ)

東京マイルは○○を買え!

 次に、東京の芝1600m戦の過去5年のデータを見ていくと、

騎手別成績(東京芝1600m・過去5年)
戸崎圭〔30.21.16.131〕連対率25.8%→ヤングマンパワー
横山典〔30.16.15.148〕連対率22.0%→ロイカバード
三浦〔26.18.7.123〕連対率25.3%

種牡馬別成績(東京芝1600m・過去5年)
ディープインパクト〔60.50.33.273〕連対率26.4%→プロディガルサンロイカバード
ダイワメジャー〔31.18.26.185〕連対率18.8%→ダイワリベラル
ハーツクライ〔25.14.8.155〕連対率19.3%

 戸崎圭Jは昨年の東京マイル戦ではルメールJに次ぐ勝ち星を挙げ、〔8.8.6.21〕で連対率は37.2%、複勝率は51.2%にもなる。マイル重賞3勝のヤングマンパワーが年長馬では怖い存在になりそう。

 一方、ディープインパクト産駒は東京芝1600mのGIII戦で〔6.7.1.25〕という成績。連対率33.3%は同産駒の新馬戦(連対率43.4%)に次ぐもので、馬券が4歳馬だらけになってしまうが、プロディガルサンロイカバードも押さえておきたい。

結論


エアスピネル
ブラックスピネル

相手
ヤングマンパワー
プロディガルサン
ロイカバード

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