桜も見えたがオークスでこそ アドマイヤミヤビが迫力満点V

佐藤直文 レース回顧
クイーンカップ
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好タイムで差し切り アドマイヤミヤビ

 昨年はメジャーエンブレムがハイラップを刻み、驚異的なレースレコードで逃げ切ったレースだが、今年はそれほど速いペースではなかったものの、決着タイムの1分33秒2は、昨年に次ぐ歴代2番目の時計であり、レースレベルもかなり高かったと判断していいだろう。

 アドマイヤミヤビは、道中は中団の外目を追走し、直線半ばで前を射程圏に捉えると、残り1ハロンでグンと加速して抜け出したもの。ここまでの戦績が示す通り、けっしてマイルがベストの馬ではないが、今日のところは能力で距離を克服したと言っていいだろう。このあとは桜花賞に直行するとのことだが、そこでの期待はもちろんのこと、距離適性を考えればその先のオークスで楽しみな馬と言える。

アドマイヤミヤビ

1番人気に応えて差し切り勝ちを収めたアドマイヤミヤビ(桃帽)(撮影:日刊ゲンダイ)

 2着アエロリットは、前走のフェアリーSに続いての重賞2着となったわけだが、好位に控える形での競馬で、最後も勝ち馬に渋太く食い下がった内容は、明らかに前走以上だった。今日のところは相手を褒めるしかないが、これまた直行となる桜花賞でも侮れない存在となるはずだ。

 3着フローレスマジックは、プラス18キロの馬体自体は戻ったもので太目感はなかったが、直線で追い出されてからの反応が一息だったあたりが久々の分だったか。素質は一級品ではあるが、GIレベルでの戦いとなると、もうワンランクの馬体の成長が欲しいところだ。

 4着レーヌミノルは、ポンとハナを切って、4ハロン目と5ハロン目のラップを12秒台に落としての絶妙の逃げだったが、結果的にはペースを落とし過ぎて分の悪いキレ味勝負になってしまったか。ただ、最後の止まり方を考えれば、1400mあたりがベストの馬かもしれない。

 5着ハナレイムーンは、初戦とのペースの違いもあってか中団後ろあたりの追走となったが、直線ではなかなかの伸び脚を見せた。素質は間違いなく高く、経験を積めばいずれは今日の上位馬とも互角に戦えるはずだ。

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

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