有馬記念の伏兵激走に共通データあり 万券を呼ぶ穴馬3頭とは…

重賞データ攻略
有馬記念
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 年末の大一番、有馬記念。いよいよとなったキタサンブラックのラストラン。有終の美を飾って終わるのか、それとも世代交代か。グランプリホースに輝くのは…?

有力3騎の信頼度は?

 不良馬場の天皇賞(秋)を制したものの、ジャパンカップでは別路線組の2頭に先着を許したキタサンブラック。シュヴァルグランとスワーヴリチャードと共に3強を形成するこの有馬記念だが、彼らの信頼度をまずは検討していきたい。

所属別成績(過去10年)
関東馬〔2.0.4.32〕
関西馬〔8.10.6.88〕

年齢別成績(過去10年)
3歳〔4.3.2.23〕
4歳〔3.5.2.31〕
5歳〔3.1.3.34〕
6歳〔0.0.1.20〕
7歳以上〔0.1.2.15〕

 見ての通り、関西馬が優勢。年齢別の成績では、3~5歳馬が中心。6歳以上となると、連軸にはしづらいか。3歳馬は春のクラシック(皐月賞・ダービー・桜花賞・オークス)で3着以内に入っていれば〔4.3.1.8〕と半数が馬券に絡んでおり、更に言えば有馬記念で3番人気以内なら〔4.1.0.1〕とかなりの信頼度を誇る。次に臨戦過程について。

前走レース別成績(過去10年)
ジャパンC〔2.5.5.51〕
菊花賞〔3.1.1.7〕
天皇賞(秋)〔3.0.1.7〕
エリザベス女王杯〔0.2.0.9〕
アルゼンチン共和国杯〔1.0.0.4〕

 気になるのはジャパンC組が過去10年で2勝しかしていないこと。2~3着馬はともに5頭ずつと半数を占めていることを考えると物足りない。舞台設定が東京→中山へと大きく変わること、ジャパンCの激闘の疲労も考慮すると、取りこぼしが多いのも頷ける。現に、同年のジャパンC連対馬の有馬記念での成績は〔0.2.0.8〕。ジャパンC勝ち馬のシュヴァルグランはやや評価を下げたい。

 では、ジャパンCで3着だったキタサンブラックはどうか。同馬は3歳秋以降、叩き3戦目の成績が有馬記念3着、宝塚記念3着、有馬記念2着、宝塚記念9着。いずれのレースでも前走より着順を落としているというのは気になる材料。天皇賞(秋)→ジャパンCという臨戦過程を踏んでいた馬は過去10年で〔1.3.3.24〕。相手候補なら良いが、1着候補には心許ない。

 そうなると、軸には3歳馬スワーヴリチャードを推したい。有馬記念はゆったりしたローテーションを採用して、このレースを「狙ってきた馬」が勝つレース。故に勝ち馬の10頭中8頭は中6週以上のローテーションだった。「強い3歳馬」というイメージがすっかり定着した2017年下半期はこの馬が〆る。

好配当必至の穴馬はこの3頭!

 過去10年で1・2番人気のワンツーが3回もあるのがこの有馬記念だが、伏兵の激走によって波乱の決着となることもしばしば。7番人気以下が〔2.4.4.83〕と、1~3着馬の3分の1を占めており、この10頭は3つのパターンに分けられる。

有馬記念で7番人気以下だった好走馬

  • ジャパンC・天皇賞(秋)で5着(10頭中2頭)
  • 前走で重賞勝ち(10頭中3頭)
  • 前走で6着以下に敗退(10頭中5頭)

 前走で好走した割に人気にならない馬と、前走で着順が振るわずに人気を落とした馬。実績面ではこの10頭全てにGII以上のレースでの連対経験があり、10頭中8頭には中山の芝で1着、もしくは中山の芝の重賞で連対歴があった。どちらにせよ、中山実績とGII以上のレースでの実績は欲しい。

 今年のメンバーには上2つに当てはまる馬はおらず、狙うなら前走6着以下のグループから。過去に好走した5頭は以下の通り。

2007年 9番人気1着 マツリダゴッホ 2走前・オールカマー1着
2008年 14番人気2着 アドマイヤモナーク 3走前・京都大賞典2着
2011年 7番人気2着 エイシンフラッシュ 3走前・宝塚記念3着
2011年 9番人気3着 トゥザグローリー 2走前・天皇賞(秋)5着
2014年 9番人気2着 トゥザワールド 2走前・セントライト記念2着

 共通点は「2~3走前にGII連対、またはGI5着以内」があること。これを満たした穴馬の好走に期待してみたい。

 サクラアンプルールは前走の天皇賞(秋)で8着。2走前の札幌記念を勝利し、今年2月の中山記念でも2着に入っており、条件はクリア。中山で〔3.1.1.0〕というのは頼もしい。

 シャケトラはジャパンC11着からの巻き返しを図る。3走前には宝塚記念で4着と、一線級でも通用しそうな走りは見せている。何より、有馬記念と同舞台の日経賞を勝っている強味がある。

シャケトラ

同舞台・日経賞での快勝劇が印象深いシャケトラ(橙帽)(撮影:日刊ゲンダイ)

 牝馬路線からの参戦だが、ルージュバックもこのパターン。前走はエリザベス女王杯で2番人気9着と人気を裏切ったが、2走前にはオールカマーで牡馬を相手に快勝。重賞4勝は全て牡馬が相手という異色の牝馬。この3頭が穴馬候補だ。

結論

◎スワーヴリチャード
△シュヴァルグラン
△キタサンブラック
△サクラアンプルール
△シャケトラ
△ルージュバック

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