TM人気ナンバーワンはタワーではなく別の馬 「厩舎力」で逆転か

今週からは東京でのGI5連戦となるが、そのスタートとなるのは、3歳マイル王決定戦、NHKマイルカップ。世代のマイル路線を歩んできた馬に加え、クラシック戦線からの転戦組も揃って注目度が高まる一戦を、優馬TM陣が(トラックマン)徹底討論。

優馬TM座談会
NHKマイルカップ
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実績上位タワーオブロンドンに 西の刺客が襲いかかる

デスク「今年からアーリントンカップが施行時期も変わってこのレースのトライアルとなったけど、そこを快勝したのに加え、メンバー唯一の重賞2勝馬であるタワーオブロンドンが、人気の上でも頭一つ抜けた存在だな」

大江原「さらにはGI朝日杯FSでの3着の実績も光るし、本番を意識したレースぶりだった前走も、スムーズに折り合いが付いて着差以上に強い内容だったから、現時点での完成度でも一歩リードしているよな。精神的にもタフな印象を受けるから、混戦でも強いイメージがあるぞ」

武井「朝日杯FSでは、初距離だったこともあってか折り合いに苦労する面を見せましたが、その敗戦を糧として同じ舞台のアーリントンCでリラックスした走りを見せたあたり、着実な成長が窺えたと言えます。自己最速の上がりタイムをマークして圧勝した京王杯2歳Sの内容からも、東京へのコース替わりは歓迎材料となるはずですし、◎として信頼できますね」

桜井「例年であれば何頭か顔を見せる皐月賞組も、今年は不在ですからね。これまで戦ってきた相手のレベルの高さを考えても、中心は譲れないでしょう」

デスクタワーオブロンドンにひとつ気になる点は、前走から中2週になることなんだよな。同じように中2週で使ったクローバー賞で取りこぼした過去もあるし…」

馬場「クローバー賞はデビュー2戦目でしたし、陣営からもそういったレース間隔への不安の声はなかったですよ。大江原さんや武井さんもご指摘されたように、前走は道中でリズム良く運べて我慢が利いていましたし、直線で外から被せられる形になりながらも前が開いてからはいい脚を使いましたからね。“精神的に逞しくなり体も引き締まってきた。東京も経験済みだから楽しみ”という陣営の言葉通りの走りを見せると思いますよ」

タワーオブロンドン

実績上位のタワーオブロンドン(撮影:日刊ゲンダイ)

デスク「対して、スタッフの◎の数では一番の支持を集めたのはギベオンなんだな。特に関西TMの支持が高いという点で、東西での温度差も感じられるけど」

瀬古「前走の毎日杯で3連勝はならなかったですが、クビ差の3着馬がアーリントンCで僅差の4着なら十分な内容だと思います。この中間はこれまでの3戦より調教で負荷をかけられましたし、キャリアからもまだまだ伸びシロが見込めます。その可能性に賭けたいですね」

加茂「前走はキレ負けしての2馬身とはいえ、勝った馬は終始インコースを立ち回ってたから、コース取りの差とも言えるんとちゃうか。時計自体も優秀なものやし、何よりリーディングトップ独走中の厩舎の勢いも見逃せんやろ」

須藤「連対率5割の厩舎の馬に、連対率4割のジョッキーが乗るということだけでも、馬券の対象になるという判断ができますね」

デスクギベオンは、今回が初のマイル戦となる点も鍵だよな」

小桧山「向正と直線で2度の坂を越える東京マイルには、それ相応のスタミナが必要だから、むしろ適応できるはずだぞ。毎日杯の勝ち馬ブラストワンピースは、ダービーで皐月賞組よりも人気になる可能性すらある馬だし、少なくともトライアル組よりはこちらに魅力を感じるよ。大一番に強い鞍上も心強いしな」

那谷「テン乗りとなるその“4割バッター”ミルコは、一週前の追い切りに乗って“凄く乗りやすくてイイ馬。マイルは少し短いかもしれないけど、東京ならダイジョーブ。楽しみを持って乗れる”と好感触を掴んでいたんだ。コビさんも言うように、東京マイルはスピードだけでなく持久力も問われるから、1800mや2000mを経験しているのは強味だと思うよ

「“連対率5割”の陣営も、前走については“ダービーで人気を集める馬を相手に、キッチリ賞金を加算できたことが大きかった”と振り返ってました。先々週、先週と併せ馬でビッシリやって、今週はいつも通りに芝でサーッと、という調整ですが、藤原英師は“順調にきたので今週は芝でリラックスさせようと。ちょっとこちらが思うよりもリラックスしすぎた点がどうか。もう少し活発な動きをイメージしていたので…”と、言っていたものの“スピード・スタミナを兼ね備えた馬。最大限に生かせる展開になってくれれば”と、期待している様子でした」

田崎「僕は、デビュー当時から馬体が絞れてレースぶりもグングン良化しているパクスアメリカーナで勝負になると見ています。前走は勝ち馬のキレ味に屈した形でしたが、持久力を問われる舞台なら逆転できるはずですよ」

持木「長くいい脚を使えて、ヴィクトリアマイルを勝ったホエールキャプチャの下という血統背景を考えても、東京へのコース替わりは大歓迎でしょうね。2走前のこぶし賞で朝日杯FS4着のケイアイノーテックに勝ったということからも、ここでも通用する下地はあると思いますよ」

デスク「こちらは左回りが鍵となるかな」

加茂「新馬戦の新潟で内にモタれる面を見せとったけど、陣営は“当時とは、馬体も精神面でも成長が窺えるし、左回りでの走りを改善できるように調整してきた”とのことで、そう割り引く必要はないんとちゃうやろか」

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