武豊レッドジェニアルはアテにならない? 4歳馬“全消し”の予想も…

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傑出馬不在 本紙須藤はタイセイトレイルに◎

デスク「今年はトップハンデ馬が56キロ止まりなんだが、これは過去10年でも例がなく、しかもそのトップハンデ馬が明け4歳馬というのも珍しいこと。GIIとはいえ、今年はそれくらいの低いレベルだと見て良さそうだな」

桜井「そのトップハンデ56キロを背負うレッドジェニアルですが、自身も含めて重賞勝ち馬は2頭だけという組み合わせに加え、その重賞勝ちも京都コースという相性の良さ。菊花賞の3000mから距離が短くなるのもプラス材料だと思いますし、ここは信頼できますね」

中邑レッドジェニアルの菊花賞は、勝負どころでゴチャ付き気味だったもので、ノビノビと走ることができなかった印象を受けましたが、それでも最後まで渋太く脚は使っていました。京都新聞杯勝ちは、後のダービー馬を差し切った優秀な内容でしたし、名手に乗り替わっての能力全開に期待したいですね」

デスク「ここは菊花賞以来の久々も鍵となりそうだが」

細川「仕上り自体は問題なさそうですが、陣営によると“3歳の春と比べるとマシにはなったが、まだレースで若さを見せてしまう恐れがある”とのことなんです。まともに走れば古馬相手の重賞でも足りる力があることは確かですが、アテにならない面もあるんですよね」

レッドジェニアル

4歳馬ながらトップハンデを背負うことになったレッドジェニアル(撮影:日刊ゲンダイ)

須藤「僕はハンデ55キロのタイセイトレイルを◎に指名しました。昨年の今頃は500万条件の身でしたが、半年余りでオープンまで駆け上がり、2走前にはGIIアルゼンチン共和国杯で2着と、ハンデ重賞なら十分に通用することを示しています。前走はGI挑戦ということもあってか末脚勝負でしたが、本来は好位で巧く立ち回ることのできるタイプであり、前残り傾向の今の京都の馬場も合うはずです」

細川「前半のジャパンカップについては、相手が強力だった上に、道悪にノメって全く進んでいかなかったもので、参考外と見るべきでしょう。今回は帰厩して10日でのレースになりますが、好状態を保っていますし、少し時計がかかる程度の今の馬場なら勝負になりますよ」

デスク「矢作厩舎は2頭出しとなるわけだが、勢いなら前走で初重賞制覇を果たしたサトノガーネットの方が上なんじゃないか?」

細川サトノガーネットは、3走前と4走前が距離不足で、2走前のエリザベス女王杯もスローで展開が向かなかったもの。そういう意味では、フルに能力を発揮できた前走の激走も全くフロック視はできませんね。今回は放牧を挟んで完璧と言えるほどのデキにはありませんが、それでも悪くはなくある程度の力は出せるでしょう。同じ競馬ができれば、当然チャンスはあります」

田崎サトノガーネットは牝馬で55キロなら実質のトップハンデ。これはレッドジェニアルにも言えることですけど、重賞を勝っているというだけで加算された感も受けますし、その斤量に見合うほど力は抜けてはいないと思いますけど」

瀬古「僕はアフリカンゴールドで勝負になると見ます。去勢を施した3走前からレースぶりも変わって軌道に乗ってきましたし、若さを見せて大敗した昨年のようなことはないと思います。ステイゴールド産駒は、2年前に勝って昨年も2・3着とこの舞台での良績が目立っていますし、今年も注目すべきでしょう」

那谷アフリカンゴールドは、アルゼンチン共和国杯で昨年のこのレースで2着だったルックトゥワイスに先着したことを考えても、十分に力は足りるはず。その前走は折り合い重視で末脚を引き出すルメール騎手ならではの乗り方だったけど、結果的にキレ負けしたあたり、もう少し前で運んで持続力で踏ん張る本来の形の方がいいと思うんだよ。そういう意味でも、今の京都のタフな馬場はピッタリだし、久々も苦にしないので確実に好勝負になりそうだな」

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