好メンバー富士S 厳しい実績条件をすべてクリアしたのは4頭

重賞データ攻略
富士S

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 秋の大一番、マイルCSの前哨戦、富士S。GIII戦とはいえ昨年のマイルCS1、2着馬を筆頭に豪華メンバーが揃い踏み。激戦必至のマイル戦、データ班のイチ推しはどの馬!?

紐荒れの可能性は高い?

 マイルCSの前哨戦だが、実績馬は休み明けというケースも多く、サマーマイルシリーズで台頭してきた上がり馬達との兼ね合いもあってか波乱の傾向が強い一戦。

人気別成績(過去10年)
1番人気〔3.1.0.6〕
2番人気〔2.0.1.7〕
3番人気〔1.1.1.7〕
4~5番人気〔3.3.2.12〕
6~10番人気〔1.2.1.46〕
11番人気以下〔0.3.5.53〕

 勝ち馬はすべて6番人気以内から出ているものの、3着の半数は2桁人気馬。馬連の平均配当自体も8000円超と高く、穴馬も積極的に拾っていきたい。

所属別成績(過去10年)
関東馬〔4.7.5.59〕
関西馬〔6.3.5.70〕
地方馬〔0.0.0.2〕

年齢別成績(過去10年)
3歳〔3.1.3.34〕
4歳〔4.3.3.12〕
5歳〔3.3.3.31〕
6歳〔0.3.0.33〕
7歳以上〔0.0.1.21〕

 東西の差はほとんどない。年齢別の成績を見ると、基本的には3~5歳の中から選びたい。6歳以上となると急激に成績が落ちる。3~5歳の中でもトップの成績は4歳馬で、連対率31.8%、複勝率45.5%と高水準。

 種牡馬別の成績ではディープインパクト産駒の好成績が目立っており、過去10年で〔3.3.1.7〕と半数が馬券対象になっている。今回のメンバーではガリバルディレッドアヴァンセワントゥワンの3頭がディープ産駒。

前走GI組は半信半疑

 夏場に使われてきた馬か、それとも休んで英気を養ってきた馬か、当レースの争点のひとつといえる臨戦過程だが、次の通り。

前走レース別成績(過去10年)
ポートアイランドS〔2.0.1.23〕
京成杯AH〔1.3.1.24〕
安田記念〔1.3.0.8〕
OP特別〔2.0.4.33〕
GIII〔3.7.2.53〕
GII〔3.0.3.11〕
GI〔2.3.0.21〕

 人気の中心になりそうな前走GI組の成績が今ひとつ上がってこない。この組についてはしっかりと精査する必要がありそう。最も多く馬券に絡んでいる京成杯AH組だが、馬券に絡んだ5頭中3頭は前走2~3着馬、5頭中4頭は前走上がり3F3位以内。これに当てはまるのはワントゥワンロジクライストーミーシーの3頭。

実績面の条件は厳しめ

 流石にGIを目指す馬達の戦いだけあってか、求められる実績も決して低くはない。その内容は以下の通り。

富士S連対馬のポイント(過去10年)

  • 重賞3着以内(連対馬20頭中19頭)※15頭が重賞勝ち馬
  • GIで5着以内もしくは0.5秒差以内(連対馬20頭中14頭)
  • 芝1600mで1着(連対馬20頭中19頭)
  • 芝1800m以上で3着以内(連対馬20頭中17頭)
  • 東京芝1600mで3着以内(連対馬20頭中16頭)
  • 同年にOP以上で3着以内(連対馬20頭中17頭)

 上に挙げた6点全てをクリアしたのは4頭。その中でも中心はディープインパクト産駒のレッドアヴァンセとしたい。残るエアスピネルデンコウアンジュハクサンルドルフを相手筆頭にマーク。

レッドアヴァンセ

ディープ産駒のレッドアヴァンセ(手前)に◎(撮影:日刊ゲンダイ)

 減点1のグループからは成績優秀な4歳馬のペルシアンアイト、前走の京成杯AHで上がり3F3位をマークしているストーミーシーを挙げておきたい。

結論

◎レッドアヴァンセ
△エアスピネル
△デンコウアンジュ
△ハクサンルドルフ
△ペルシアンナイト
△ストーミーシー

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