混戦ムードのラスト1冠 データ班の◎は「素直に」コノ馬
牡馬クラシック最後の一冠はダービー馬ワグネリアンが不在。皐月賞馬エポカドーロの二冠か、ワグネリアンの僚馬エタリオウの戴冠か、それとも関東馬による京都制圧か。3000mの死闘をデータで徹底分析!
紐荒れに要注意
昨年は1番人気のキセキが勝ったが、2着に10番人気、3着に13番人気が入り、天気も荒れたが馬券も荒れた。過去10年を振り返ると、1番人気の信頼度は高いものの、伏兵が台頭するケースも珍しくない。
人気別成績(過去10年)
1番人気〔6.1.1.2〕
2~3番人気〔1.2.2.15〕
4~5番人気〔1.3.0.16〕
6~10番人気〔2.3.5.40〕
11番人気〔0.1.2.77〕
その他に特徴的なのが関東馬が過去10年で〔0.0.1.44〕と、馬券に絡んだのは1頭のみ。2~4番人気に11頭を擁したがこの成績なのだから、関東馬は買いづらい。
乗り替り有無別成績(過去10年)
継続騎乗〔10.8.8.102〕
乗り替り〔0.2.2.48〕
スタミナの消費という観点から、鞍上とどれだけ息が合っているかという意味で前走から乗り替りが発生している馬は割引き。乗り替りにもかかわらず馬券に絡んだ4頭だが、2頭は以前に騎乗経験がある前走1000万勝ちの馬、もう2頭は前走が重賞2着だった。このどちらかに当てはまっていたのはユーキャンスマイルだけ。
神戸新聞杯組が中心
今年は前走から間隔があいた馬も見かけるが、当レースの過去10年で馬券に絡んだのはすべて「中8週」以内。そもそも休み明けで出走してくる馬自体が少ないのだが、長距離戦の久々は少し疑ってみたい。
前走レース別成績(過去10年)
神戸新聞杯〔8.6.5.51〕
セントライト記念〔1.3.1.45〕
1000万〔1.0.4.36〕
1600万・OP特別〔0.0.0.9〕
馬券対象の3分の1近くが前走・神戸新聞杯組。この組は前走3着以内が〔8.5.2.10〕で連対率52.0%に対して、前走4着以下が〔0.1.3.41〕。軸にするならば、素直に神戸新聞杯好走馬だろう。ダービー出走馬が神戸新聞杯で2着以内なら〔4.4.0.2〕と高い信頼度を誇っており、ここはエタリオウを軸に抜擢。神戸新聞杯3着のメイショウテッコンは相手にマーク。
その一方で神戸新聞杯4着以下から巻き返して馬券に絡んだのは以下の4頭。
2008年 15番人気2着 フローテーション 前走・神戸新聞杯 14番人気12着
2008年 9番人気3着 ナムラクレセント 前走・神戸新聞杯 7番人気6着
2012年 7番人気3着 ユウキソルジャー 前走・神戸新聞杯 9番人気4着
2016年 6番人気3着 エアスピネル 前走・神戸新聞杯 2番人気5着
この4頭のうち2頭は2走前に1000万勝ちをしていた馬。あとの2頭は春に重賞2着、もしくはGI・3着があった。これに乗り替りがないことを加味すると、巻き返しがあるとすれば皐月賞馬エポカドーロか。
相手はセントライト組か1000万組か
神戸新聞杯と並ぶ菊花賞のトライアルレースといえばセントライト記念だが、馬券に絡んだ5頭中4頭は前走3着以内。セントライト記念9着から巻き返した昨年2着のクリンチャーは皐月賞4着と一定の実績があった。
菊花賞はクラシック一冠目の皐月賞との関連性が比較的強く、過去10年で皐月賞3着以内だった馬が〔5.1.1.9〕と上々の成績。思い返せばキタサンブラックは皐月賞3着馬だし、ゴールドシップは皐月賞馬。その点で言えば皐月賞3着、セントライト記念を制して臨むジェネラーレウーノを押さえてみたい。
侮れないのが前走・1000万組。特に3着馬に関して言えば4頭が馬券に絡んでいる。この4頭の共通点は前走が2200m以上であること。また、過去10年の3着馬10頭中8頭に「京都・阪神外回りで勝利経験」があった。ユーキャンスマイルとアフリカンゴールドが狙い目だ。
結論
◎エタリオウ
△メイショウテッコン
△エポカドーロ
△ジェネラーレウーノ
△ユーキャンスマイル
△アフリカンゴールド
宮崎(競友)
チャンピオンズC(GI)
払戻金 54万1500円
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山崎TM
チャンピオンズC(GI)
払戻金 12万0200円
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松田(競友)
ステイヤーズS(GII)
払戻金 39万6410円
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石川(競友)
11/30(土)中山12R
払戻金 41万8000円
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小島TM
11/30(土)中山2R
払戻金 31万4350円
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