薬物騒動からの仕切り直しで「ねじ伏せた」 新鞍上・川田と春のリベンジへ

佐藤直文 レース回顧
キーンランドC
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外々回るもキッチリ差し切り ダノンスマッシュ

 稍重発表で1分9秒2の決着タイムとなったが、これは1200mよりも長い距離の適性が要求される馬場だったと言える。上位3頭は人気順での決着となったが、いずれも1400m以上の距離にも実績のある馬たちであった。

 ダノンスマッシュは、これまでの1200m戦での好走パターンとは違い、枠なりに外を回らされる競馬となったが、まさに力でねじ伏せたと言える勝ちっぷり。薬物騒動でローテーションを軌道修正させられる形での仕切り直しでも、キッチリと結果を出して見せたあたり、春よりもうワンランクのスケールアップを遂げたと言って良く、見事にエスコートした鞍上と共に向かうスプリンターズSでも春のリベンジが期待できよう。

ダノンスマッシュ

外から豪快に伸びたダノンスマッシュ(橙帽)が重賞3勝目(撮影:日刊ゲンダイ)

 2着タワーオブロンドンは、スタートで行き脚が付かず、前走同様に後方から運ぶ形となったが、直線で外へ出さずに馬群に入れて闘争心を引き出したのは鞍上の好プレーだったか。勝ち馬より1キロ重い58キロを背負っていたことを考えても、力は十分に示したと言える。

 3着リナーテは、大外枠から自分の競馬に徹し、前を行く勝ち馬をマークする形で運べたが、その差を最後まで詰めることはできなかった。いい走りはできたが、上位2頭とは力の差だろう。

 4着ライトオンキューは、その3着馬を目標に良く食い下がったもの。同斤量だった前走のUHB賞から、自身は2キロ増えてのものだけに価値はあり、これは今後も目が離せない。

 5着ナックビーナスは、今年もハナを切ったが、勝った昨年よりもテンの3ハロンがコンマ5秒速い厳しいペースでは仕方なかったか。それでも見せ場は十分に作ったあたりは、コース適性の高さを示すものだろう。

 セイウンコウセイも、自分の競馬はできていたとはいえ、やはり流れが厳しかったか。

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

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