ダービーでは何故… ケタ違いだったサートゥルナーリア

佐藤直文 レース回顧
神戸新聞杯
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ノーステッキで上がり32秒3 サートゥルナーリア

 前半1000通過が63秒4という超の付くスローペース。とはいえ、後半1000mは56秒6、これを4角先頭で上がり3ハロンが32秒3という、この距離では究極の数字を叩き出した勝ち馬には恐れ入った。まさしく“ダービーでは何故負けたのか”と言いたくなるほどだ。

 サートゥルナーリアは、このスローな流れを2番手でピタリと折り合い、鞍上の手が動くことなく全く馬なりのままで4角先頭。あとは、後ろから来る馬を待ってステッキを入れるだけだったが、来るはずの馬が来ない。ゴール前では珍しくルメール騎手が後ろを振り返ったほどで、鞍上にとっても想像以上の走りだったはずだ。そのダービーの敗因は、イレ込みや真夏並みの暑さも応えたのではないかと思えるが、改めて世代最強をアピールしたばかりか、古馬との戦いとなる今後へ向けての期待も大きく膨らんだと言える。

サートゥルナーリア

2着馬に3馬身差をつけて完勝したサートゥルナーリア(撮影:日刊ゲンダイ)

 2着ヴェロックスは、好スタートを切ったが、最初のコーナーで掛かりそうになったところでスッと下げて4番手から。以降は勝ち馬を見る形でスムーズな競馬ができていた。皐月賞、ダービーと接戦を演じた勝ち馬にこそ大きく水を開けられたが、これは自身が菊花賞を見据えた仕上げだった分もあっただろう。その強敵が不在となる本番へは、視界良好と言える走りだった。

 3着ワールドプレミアは、後方からの直線勝負に徹したが、上がり3ハロンは勝ち馬と並ぶ32秒3を計時したもので、骨折明けの半年ぶりだったことを考えても立派な走りだった。若葉Sでは3馬身差を付けられた2着馬との差も詰めた形だが、本番の菊花賞では更にその差を詰める可能性もある。

 4着レッドジェニアルは、2着馬同様に勝ち馬を前に見ながら流れに乗っていたが、今日の結果は力の差と言える。

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

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