圧巻ゴボウ抜きに★8つ ダービー候補レベランスとは何者か
一番外を「吹っ飛んできた」素質はクラシック級 レベランス
9/6(日) 新潟5R 2歳新馬 芝1800m外
レベランス 牡 馬体重:442kg
★★★★★★★★ 8点
騎手:福永 厩舎:(栗)須貝
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム
父ハービンジャー
母アンレール(ディープインパクト)
スタート一息で行く気もなく道中は最後方から。18頭立ての17番手で直線を迎えたが、そこから末脚が爆発。馬群の一番外を「吹っ飛んできた」とも言うべき脚色でまとめて差し切ってしまった。レースのラスト3Fが11秒8-11秒6-11秒7というラップの中で、自身は上がり3F33秒7で他馬より1秒以上も速い上がりをマーク。まだまだ課題は多いが、福永騎手と須貝厩舎という組み合わせはこの馬にとって好材料だろう。上手くいけばクラシックでも、と思わせる素質馬だ。
馬体診断
442キロとやや小柄な部類だが、胸前~肩回りのボリューム感は十分。ただ、それに対してややトモが物足りなく映る。この辺りが成長してくればスタートも自ずと改善されてくるか。距離が延びて手こずるような気性ではなさそうで、全体的なバランスの良さからも、2000m超の距離も問題なくこなせるだろう。
血統診断
母アンレールは芝1800mで3勝、本馬の半姉パドゥヴァルスは故障で早期引退となったが4戦2勝の素質馬だった。3代母が名繁殖のバレークイーンで、近親にフサイチコンコルド(ダービー)、ヴィクトリー(皐月賞)などがいる血統。父ハービンジャー&母父ディープインパクトの組み合わせも、まだサンプルこそ少ないものの上々の相性で、2000m超に適性を見出せそう。
将来性まとめ→克服すべき課題や成長余地を残しているが、勝ちっぷりから素質は相当なもの。距離延長は大歓迎で、クラシック戦線へ期待の膨らむ1頭。
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