あるぞ福永の「ダービー3連覇」 “出世レース”制したレッドベルアームの★評価は?
今年のダービーを制した「福永祐一 × 藤原英昭厩舎」に、来年も楽しみな2歳馬が登場!
6/27(日) 阪神5R 2歳新馬 芝1800m
レッドベルアーム 牡 馬体重:508kg
★★★★★★★ 7点
騎手:福永祐一 厩舎:(栗東)藤原英昭
生産:ノーザンファーム
馬主:東京ホースレーシング
父:ハーツクライ
母:レッドファンタジア(Unbridled’s Song)
返し馬では他馬が放馬するアクシデントがあったが、それに大きく動じることもなくスムーズにキャンターへおろせていた。レースではテンの3Fが35秒7と新馬戦にしてはペースが流れたが、好位のインで脚をタメて、直線は外目に持ち出されるとメンバー最速の上がり35秒4の末脚で逃げた馬をキッチリと捕らえてみせた。宝塚記念dayの芝1800mの新馬戦は4年連続でのちの重賞勝ち馬を輩出している、いわば出世レース。血統的にも楽しみな器で、まずは初戦を快勝と上々のデビューを果たした。
・馬体診断
馬体のバランスも良く、シルエットはどちらかというと距離が延びて良さそうな印象を受ける。初戦からそこまで緩さは感じない体つきでも、本当に良くなるのはもっと先だろう。追い出されてからのフットワークからもまだ体を使い切るまでには至っておらず、成長の余地は十分にありそう。2000~2400mを意識できるアウトラインで先々が楽しみ。
・血統診断
半兄にあたるレッドベルジュール、レッドベルオーブがともにマイル重賞のデイリー杯2歳Sを制しているが、本馬は父がハーツクライに変わったことで、より中距離指向が強くなっている印象。初戦を1800mでおろしたのも頷ける。さらに「ハーツクライ×母父Unbridled’s Song」の組み合わせの代表例には2000~2400mでGI2勝を挙げ、ダービーでも2着のスワーヴリチャードがいる。古馬になっての活躍だけでなく、クラシックディスタンスを意識できる配合が魅力だ。
【将来性まとめ】→ 精神面もドッシリとしており、血統馬らしく素質は高い。道中で比較的ペースが流れても脚をタメられたようにスピードだけでなく持久力も兼ね備えている。クラシックディスタンスを意識できる血統配合も好感で、順調なら皐月賞~日本ダービーといった王道ローテを目指せるだけの魅力がある。
前田(競友)
11/23(土)東京10R
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