名門堀厩舎の「ドゥラメンテ産駒」ドゥレイクパセージ「まだまだ進化する！」と高評価【２歳馬チェック】

“マジックマン”も素質を褒めた！　ドゥレイクパセージ

８/27 (日) 札幌５R ２歳新馬 芝1800m
ドゥレイクパセージ　牡　馬体重：442kg
★★★★★★　６点
騎手：Ｊ.モレイラ　　厩舎：(美浦)堀宣行
生産：ノーザンファーム
馬主：吉田 勝己 氏
父：ドゥラメンテ
母：ソブラドラインク（Include）

　スタートはハミを突っ張り気味だったが、スピードの乗りが良くすぐさまハナへ立つ。２着馬にマークされる形で道中プレッシャーもあったが前半1000ｍ65秒０のスローペースで刻み、瞬発力勝負に持ち込む。そこから後続を徐々に引き離し、ノーステッキでラスト３Ｆ〔12.4－11.4－11.5〕のハイラップでまとめ、３馬身差をつける完勝劇。血統的にも奥のある好素材でこれからの成長が楽しみだ。

・馬体診断
　馬体重は442キロ。体重の数字以上に迫力を感じさせる馬体。まだ余裕残しの造りで、各パーツにも成長余地を大いに残している。美浦からの長距離輸送の際、馬運車で暴れたりと気性面に課題は残すが、競馬を経験したことで徐々に心身共に成長していってくれれば。

・血統診断
　父は同じ堀厩舎出身の二冠馬ドゥラメンテ。母ソブラドラインクは、アルゼンチンのＧＩ２勝馬。母の父Includeは、米ダートＧＩ勝ち馬でダート９～10Ｆ路線で活躍した。本馬も血統的には中距離がベターだろう。

【将来性まとめ】→ マイペースの逃げが叶い楽な競馬だったことは確かだが、残り３Ｆ～２Ｆで一気に１秒も加速してラスト〔11.4－11.5〕で弾けた脚力は相当。まだ成長途上でもポテンシャルを感じさせる馬体で、今後一つ一つ課題をクリアしていけば先々は明るい。