クイーンCをステップ別に解析 キャリア1戦のアノ馬も買い!

重賞データ攻略
クイーンカップ

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 一昨年2着のミッキークイーン(オークス・秋華賞)、昨年1着のメジャーエンブレム(NHKマイルC)など、牝馬路線やマイル路線の女王が今年も現れるのか、注目の一戦。

ステップ別の買い要素は?

 中々の好メンバーが揃い、軸選びにも難儀しそうなレース。例年の傾向ではそれほど荒れたりはしていないが…。

前走クラス別成績(過去10年)
新馬〔0.1.2.7〕
未勝利〔0.1.0.24〕
500万〔3.2.1.39〕
GIII〔3.1.3.19〕
GII〔0.0.1.0〕
GI〔3.4.3.13〕

 1勝馬が数多く出走するレースではあるが、新馬・未勝利勝ち直後の馬が即通用するほど甘いレースではないか。馬券に絡んだ4頭中3頭は1番人気での勝ち上がりだったから、今年のメンバーで買えるとすればハナレイムーンだけ。

ハナレイムーン

キャリア1戦で重賞に挑戦するハナレイムーン(撮影:日刊ゲンダイ)

 最も好成績なのは前走GI・阪神JF組の〔3.4.3.13〕。その中でも阪神JF3着以内なら〔3.1.0.0〕とレーヌミノルは外せない存在に。その一方で前年の阪神JFで10着以下だった馬は〔0.0.1.8〕と低調。前走の菜の花賞を勝ったとはいえ、スズカゼは割引き。

 次に多いのがフェアリーS組。フェアリーS2~5着馬が〔2.1.3.6〕という成績で、勝ち馬〔0.0.0.4〕や6着以下〔0.0.0.8〕と比べると断然。ただし、馬券に絡んだ6頭すべてに「フェアリーS以前にマイル戦1着」の実績があった。フェアリーS2着のアエロリット、同3着のモリトシラユリ、同5着のアルミューテンにはこれがないのが気になる。

ポイントは前走の着差

 500万以上の条件で前走を勝っている馬は〔4.1.1.13〕で複勝率は26%ほどだが、4頭の勝ち馬を輩出しており、アドマイヤミヤビにマークは必要だろう。さて、次に着目したのが「着差」。前走で敗れていた馬の勝ち馬との着差と成績は以下の通り。

前走敗退馬の着差別成績(過去10年)
0.0秒差〔3.0.2.3〕
0.1~0.2秒差〔3.3.1.10〕
0.3~0.5秒差〔0.4.1.23〕
0.6~0.9秒差〔0.0.3.17〕
1.0秒差以上〔0.0.1.23〕

 勝ち馬なら前走0.2秒差以内、2着馬なら前走0.5秒差以内、3着馬なら前走0.9秒差以内がボーダーラインと言えよう。阪神JF組のレーヌミノルと前述のフェアリーS組を除いて、前走が500万以上で「0.9秒差以内」まで広げると、スズカグラーテフローレスマジックが浮上。

 ここでポイントとなるのがマイル実績。過去10年の1~3着馬の7割、30頭中21頭はマイル戦で1着経験があった。となると今回が初芝で初のマイル戦となるスズカグラーテは荷が重いか。その一方でフローレスマジックは2戦目に東京芝1600mの未勝利戦を快勝。次戦のアルテミスSではリスグラシュー(阪神JF2着)と接戦を繰り広げている。上位人気が予想されるが、こちらもしっかりと押さえておきたい。

結論

ハナレイムーン
レーヌミノル
アドマイヤミヤビ
フローレスマジック

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