波乱の香りプンプンのニュージーランドT データ班はこの4頭で勝負
ここ2年は馬連2万超えと、波乱の決着となっているニュージーランドT。主役不在の3歳マイル路線、今年も混戦必至のメンバー構成になったが、データ班はどうジャッジする?
近年勢い↑のファルコンS組
以前はスプリングSといった皐月賞トライアルで敗れた馬がマイル路線に矛先を転じて好走、というパターンが目立っていたが、中京コースが改修され、ファルコンSが中京芝1400mで行われるようになってからは傾向が変化してきた。
前走レース別成績(過去6年)
ファルコンS〔3.1.3.18〕
アーリントンC〔1.0.1.8〕
シンザン記念〔1.0.0.0〕
クロッカスS〔0.1.0.4〕
500万〔1.3.1.26〕
中京コース改修後の過去6年間で見ると、ファルコンS組が優秀。特に昨年は1~3着を独占しており、今年も注意が必要になるだろう。
そのファルコンS組のポイントは3つ。前走1桁着順、前走1桁人気、前走0.5秒差以内の3点は馬券に絡んだファルコンS組の7頭全馬がクリア。ファルコンSで4番人気0.2秒差4着のアンブロジオは要チェック。
実績面で必要なのは…
過去10年のうち、阪神での開催だった2011年を除く9回の連対馬の実績面のポイントは以下の通り。
ニュージーランドT連対馬のポイント(2011年を除く過去9回)
- 2勝以上(18頭中17頭)
- 芝1400m以下で3着以内(18頭中12頭)
- 芝1600mで3着以内(18頭中13頭)
- 芝1800m以上で3着以内(18頭中8頭)
基本的に2勝以上を挙げていることが必須。また、距離実績を見てみると、長目の距離実績はさほど要求されていない。芝1400mに出走歴があったのは11頭だが、その全てに3着以内の実績があった。1400m戦にも対応できるようなスピードが必要ということだろうか。
500万組は勝ちっぷりに注目
過去10年で馬券に絡んだ30頭のうち重賞で3着以内の実績があったのは半数の15頭。それほど重賞実績は問われないレースだけに、前走500万組にも十分チャンスがある。上で挙げた過去6年間の前走500万組について整理すると以下の通り。
前走500万組のポイント(過去6年)
- 前走1着〔1.2.1.23〕、前走2着〔0.1.0.1〕
- 0.1秒差以上で勝利〔1.2.1.13〕、0.0秒差で勝利〔0.0.0.10〕
- 前走2番人気以内〔1.2.1.11〕
- 前走上がり3F3位以内〔1.3.0.11〕
好走の条件としては2番人気以内、0.1秒差以上の着差、上がり3F3位以内で勝ち上がっていること。今回のメンバーではケイアイノーテック、ラムセスバローズの2頭がこれに該当。
中山芝1600mで買える騎手&種牡馬
中山芝1600mの騎手、種牡馬別の成績は以下の通り。
騎手別成績(2013年以降の中山芝1600m戦)
戸崎圭〔32.40.20.122〕連対率33.6%→ケイアイノーテック
田辺〔30.20.17.117〕連対率27.2%→ファストアプローチ
柴田大〔17.16.10.174〕連対率15.2%→コスモイグナーツ
内田博〔17.14.18.146〕連対率15.9%→ラムセスバローズ
大野〔15.15.14.130〕連対率17.2%→デルタバローズ
種牡馬別成績(2013年以降の中山芝1600m戦)
ディープインパクト〔32.26.25.179〕連対率22.1%
→エントシャイデン、カツジ、ケイアイノーテック
ダイワメジャー〔20.20.24.192〕連対率15.6%
キングカメハメハ〔19.24.12.129〕連対率23.4%
前段でも名前の挙がったケイアイノーテック、ラムセスバローズはプラス材料が増えた。ファストアプローチ、コスモイグナーツは1400m、1600mともに勝利経験がないのがマイナス。デルタバローズは前走が京成杯13着。前走2桁着順の馬は過去10年で〔0.0.0.27〕と巻き返せてはおらず、こちらも割引きたい。
種牡馬別成績でトップのディープインパクト産駒は3頭がエントリー。このうちエントシャイデンは500万を勝っておらず狙いづらい。カツジも実は1勝馬だが、2走前のデイリー杯2歳Sで2着がある。過去10年、芝マイル重賞で3着以内の実績があり、当レース3番人気以内なら〔3.2.2.6〕と信頼度は高く、ここは押さえる手だろう。
結論
アンブロジオ
ケイアイノーテック
ラムセスバローズ
カツジ
菅TM
11/17(日)福島3R
払戻金 38万4900円
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小野智TM
11/17(日)東京2R
払戻金 28万7300円
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土屋(競友)
みやこS(GIII)
払戻金 37万2300円
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三代川(編集)
秋華賞(GI)
払戻金 47万8800円
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