6つの条件をことごとくクリア シンザン記念で「買い」の牝馬

重賞データ攻略
シンザン記念

 オルフェーヴル、ジェンティルドンナ、アーモンドアイ。過去10年で3頭の三冠馬を輩出してきた出世レース、シンザン記念。クラシック候補誕生の瞬間を見逃すな。

買える牝馬はコレだ!

 今年の出走メンバーを見渡すと、オーマイダーリンサンクテュエールルーツドールという3頭の牝馬がいずれも上位人気となりそうな雰囲気。過去10年、当レースで馬券に絡んだ牝馬5頭のうち4頭が後に桜花賞を制しており、牝馬戦線を占う重要な一戦となりそう。

牡牝別成績(過去10年)
牡・セン馬〔8.8.9.101〕
牝馬〔2.2.1.13〕

 出走数の違いから、好走数に差は出ているが、連対率で見ると牡馬・セン馬の12.7%に対して、牝馬は22.2%。牝馬の方が優勢だ。過去10年で馬券に絡んだ牝馬は以下の5頭。

シンザン記念で好走した牝馬(過去10年)
2011年 6番人気3着 マルセリーナ 前走・新馬(阪神芝1600m)1着
2012年 2番人気1着 ジェンティルドンナ 前走・未勝利(阪神芝1600m)1着
2016年 2番人気2着 ジュエラー 前走・新馬(京都芝1800m)1着
2018年 1番人気1着 アーモンドアイ 前走・未勝利(東京芝1600m)1着
2018年 7番人気2着 ツヅミモン 前走・新馬(中山芝1600m)1着

 上記5頭の共通点を整理すると以下の通りになる。

好走牝馬のポイント(過去10年)

  • 前走が新馬~未勝利戦(5頭中5頭)
  • 前走1~2番人気(5頭中5頭)
  • 前走上がり3F2位以内(5頭中5頭)
  • 前走芝1600m~1800m(5頭中5頭)
  • 前走0.2秒差以上の着差で勝利(5頭中4頭)
  • キャリア1~2戦(5頭中5頭)

 これらのポイントを全てクリアした馬は〔2.1.1.2〕と半数が連対。勝ち上がったばかりの、キャリアの少ない馬が優勢なのは、この時期の牝馬にありがちな「レースを使い過ぎて消耗」ということなのだろうか。既にレベルの高い重賞などで好走した馬よりもフレッシュな馬を狙いたい。

 また、牡馬・セン馬も含めて、「前走が芝1600mかつ0.5秒差以上の着差で勝利」していた馬は過去10年で〔4.0.0.3〕。 上に挙げたポイントも含め、これに当てはまるのがルーツドール。有力牝馬の中でもこれがイチオシ。

ルーツドール

牝馬3頭の中でイチオシはルーツドール(左)(撮影:日刊ゲンダイ)

結論

◎ルーツドール

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