「ロジャーバローズになれる」 単勝でも狙えるダービー大穴２頭

日本ダービー：とっておき穴馬

若手No.１の超攻撃予想　伊利ＴＭ
ヴァルコス
「皐月賞の上位２頭に太刀打ちできるのはどの馬か、というのを予想の基点としてイメージしたのが、昨年のロジャーバローズのような早め早めの競馬で後続のキレ味を削ぐ形であり、それができると見てヴァルコスに白羽の矢を立てました。今年の青葉賞は、後半５ハロンのラップが全て１１秒台だったように、見た目以上にタフなレース。そんな流れの中、ペースの上がった残り１０００ｍから勝負を仕掛けたのがこの馬で、好位に取り付いてからはタメを作るレース巧者な一面を見せつつ、最後まで長く脚を使い負けて強しの２着でした。その底知れないスタミナと機動力を持ってすれば、２強に一泡吹かせることも夢物語ではないはず。馬券は単複の直球勝負と行きたいですね」

道中で動ける器用さも魅力のヴァルコス

春不発のままでは終われない　編集・木谷
コルテジア
「着差的に上位２頭との逆転は難しいと考えられている皐月賞組ですが、パトロールビデオを見ると直線の進路の内外で明暗がハッキリしています。荒れた内は全く伸びない状態で、一旦抜け出して２着のサリオスにしろ、先行して４着に粘ったウインカーネリアンにしろ、直線では進路をかなり外へ切り替えていました。そんな状況で内を突いて良い脚を見せたのがコルテジアです。好位抜け出しの脚質や、ポジション選択に余裕のある５枠１０番という枠順はＣコース替わりで内有利の傾向が強いダービーにピッタリ。中間の追い切りでキレッキレの動きを見せたように大きく上向いていますし、高速馬場への適性も感じさせます。鞍上の松山Ｊは先週のオークスで大仕事を成し遂げた上に、気負うことなく乗れる立場というのも良いですね。オッズ的には単勝も買っておきたいですが、メインは馬連やワイドで流してみたいです」