ショックアクション優勝をアシストした「例年とは違う新潟競馬場」

佐藤直文 レース回顧
新潟2歳S
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

優馬プレミアム 事前登録受付中

突き抜けた、欧州血統のショックアクション

 例年であれば究極の瞬発力勝負となり、とにかく速い上がりを使える馬を探すことが的中への近道となるレースだが、今年の新潟は例年とは少し違う馬場。特に開催後半になってからは、全体の走破時計のみならず、上がりがかかる状態となっており、実際に今回のレースの上がり35秒1は過去10年で最も遅い数字だった。もちろん、これはメンバーレベル云々の問題ではなくタフな馬場だったということであり、こういう馬場に適合した血統の馬に有利に働いたことは言うまでもないだろう。

 ショックアクションは、好位の外でスムーズに折り合って運んだが、前半3ハロン34秒6は離して逃げた馬のラップであり、2番手以降の馬たちにとってはそこまで速くはない流れだったか。直線を向いて馬場のいい外目に進路を取る馬が多かったが、無理に外へ持ち出さなかったのは、それだけ手応えに余裕のあった証拠だろう。外から来る馬を待って鞭が入ると、馬場の真ん中から力強く伸びての快勝だった。欧州血統の馬で、前述したように馬場のアシストもあったわけだが、例年通りの馬場だったとしても勝ち負けにはなっていたと思えるほどの強さだった。

ショックアクション

新潟2歳王者は外目を突き抜けたショックアクション

 2着ブルーシンフォニーは、出遅れはしなかったものの出脚が一息で後方からとなったが、内からどんどんポジションを上げて行って直線では巧く外へ持ち出される形。レース運びとしては完璧に近かったが、今日のところは勝ち馬を褒めるべきであり、課題のスタートをクリアしていけば、今後の出世も期待できる。

 3着フラーズダルムは、プラス12キロの馬体重は太くはなく成長分。少し他馬を気遣いながらの競馬だったが、フットワークも良く、経験を積むことによって大きく変わっていきそうだ。

 ロードマックスは、初戦が不良馬場で1分39秒9。ディープインパクト産駒だけに、良馬場でこそのタイプではあったが、時計の裏付けがなかったということだろう。

優馬プレミアム 事前登録受付中

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

優馬プレミアム 事前登録受付中

優馬 2歳馬チェック

優馬 2歳馬チェック

6月~12月に初勝利をあげた2歳馬を全頭チェック! 馬体は? 血統は? レース内容は? 総合的に判断をし、★評価をつけていきます。翌年のクラシック有力候補がきっと見つかるはず!

★5つ以上の馬を網羅。ダービー候補はこの馬!

ヒロイン候補が続出!? 牝馬の★評価。

注目勝ち上がり馬情報など毎週火曜更新。

トラックマン・記者一覧

競馬専門紙「優馬」トラックマン・記者一覧

平日はトレセンで東奔西走、週末はレース予想&馬券に全力投球。競馬専門紙「優馬」を支えるトラックマン&記者のプロフィールをご紹介します。

優馬@ソーシャル